現実の中のからっぽさの効用 ~からっぽなものは現実に役立つ? 現実とからっぽさ 【フロイト著作集3 文化・芸術論】 現実を耐える代わりのもの 【大塚英志『サブカルチャー文学論』】 移行対象と不安と現実 【ウィニコット『遊ぶことと現実』】 【ピーナッツ選集】 【瀬田貞二『幼い子の文学』】 現実を上手く耐えやりすごすためのからっぽなものたち 【マルコム『ウィトゲンシュタイン』】 前回のお話 Loading... 現実の中のからっぽさの効用 ~からっぽなものは現実に役立つ? キャラクターがからっぽの存在だとすれば、まさにそれゆえに受け手の自我を投影出来てしまうわけですね。 現実とからっぽさ しかし現実というのはむしろ嫌になっちゃうくらい具体的なものです。それなのにフィクションはからっぽなものですから、現実のやるせなさをフィクションに投影させて我が身を慰めてしまうのにとても役に立つわけです。おそら