エアバス社のベストセラー機「A320」ファミリーには、胴体延長タイプのほか、胴体短縮タイプ「A319」「A318」が存在します。国内航空会社での導入はありませんが、どういった狙いで開発されたのでしょうか。 標準型→胴体延長型はお約束だが…その逆! 日本、そして世界でも多くの航空会社が採用している、エアバス社のベストセラー旅客機「A320」ファミリー。この機は通常の「A320」をベースに、さまざまな派生型があります。代表的なのが、ANA(全日空)などで採用されている胴体延長タイプ「A321」でしょう。 旅客機の業界において、A320とA321のような、「通常タイプが出たのち、キャパシティの増大を図るべく胴体延長の派生型が出現する」というのは、いわば“お約束”といえる流れです。ただ、このA320の派生型には、日本国内の航空会社こそ採用がないものの「胴体短縮タイプ」が存在します。これがA319、