楽曲制作に限らず、マルチプレイヤーの中核を担うシステムやバンド編成を問わない表現ができる楽器として、ライブ現場でも目覚ましい活躍を見せるDAWソフトAbleton Live。ここでは、アーティストによるその実用例を紹介していく。日本の音楽界に大きな功績を残してきた織田哲郎が、40年近い活動の中で初となるワンマン・ステージ『織田哲郎 LIVE TOUR 2021 天上天下唯我独奏』を10月に開催した。そこでは、多様な楽器をすべて1人で奏でながら多重録音でループを構築していく圧巻のパフォーマンスを展開。Liveで構築されたこのシステムの裏側を、織田とエンジニアの鈴木誠氏が語る。 Live Photo:森島興一 織田哲郎 × Ableton Live ライブ・セッティング Ableton Liveは、APPLE MacBook Proにインストールされており、ステージ袖ではエンジニアの鈴木誠氏が