世界屈指の人気スポーツであるサッカーでプロまでたどり着く人間はほんのひと握り。その弱肉強食の世界で誰もが羨む成功を手にする者もいれば、早々とスパイクを脱ぐ者もいる。サッカーに人生を懸けて戦い続けた彼らは引退後に何を思うのか。「FOOTBALL ZONE」では元プロサッカー選手たちに焦点を当て、その第2の人生を追った。 【実際の比較】「なんか雰囲気似てるな」「そっくり」 三笘薫、パリ五輪金メダリストとの比較写真 今回の「転身録」は、横浜フリューゲルス、大宮アルディージャ、ザスパ草津(現・ザスパクサツ群馬)でプレーした氏家英行。引退後はトレーナーとしても精力的に活動するなか、現役時代の忘れられない思い出と今は亡き恩師への思いを明かした。(取材・文=河野 正) ◇ ◇ ◇ 1998年に横浜フリューゲルスユースからトップチーム昇格を果たした氏家英行だが、運営母体の1つだった佐藤工業が経営か