そもそも腎臓の働きとは? 腰の上に両手を当ててみましょう。その位置に、腎臓は左右1個ずつあり、大きさは大人の握りこぶしと同じくらいです。 ちょうど小豆のような形をしている腎臓は、ネフロンと呼ばれる特別な構造が1つにつきおよそ100万個集合してできた器官です。 このネフロンは「ろ過機能」を持っており、体の中で必要な栄養素や水分を吸収しつつ、不要なものを尿として排泄するためにこしとります。 この過程で腎臓は体液のバランスを保ち、生きていくうえで欠かせないイオンバランスも調整してくれます。 血圧の適切なコントロールも、腎臓の大切な役目です。 また血を作るためのホルモンであるエリスロポエチンをはじめ、様々なホルモンを作り出し、分泌してくれます。 意外なことに骨にも関わっており、ビタミンDを活性化することでカルシウムの吸収を高め、骨をより丈夫にする働きも持っています。 腎臓が機能低下するとどうなる?