HyperloopTT Press Kitキャプチャー(c)news1 【10月12日 KOREA WAVE】ソウルから釜山までを約20分で移動するには、時速1000km以上の速度が必要となる。民間航空機の平均速度が時速900km程度であるため、この速度を達成することはできない。この課題に応じて、各国では「ハイパーループ」技術の開発が進められている。 ハイパーループは、車体を磁力で浮上させ、真空に近い低気圧の管内を高速で移動させる交通手段だ。鉄道のように決められた軌道に沿って移動することから、「チューブ鉄道」とも呼ばれる。磁力で浮上することで摩擦抵抗がなくなり、さらに低気圧の管内を移動することで空気抵抗も大幅に減少する。 この技術は既存の高速移動手段の概念に基づいており、以前から研究が進められてきたが、2013年に米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が発表した技術論文で「ハイ