アクション映画「マッドマックス:フュリオサ」が全国で公開中だ。1979年から続くマッドマックスシリーズの過去作から影響を受けて「北斗の拳」を描いたという漫画家の原哲夫さんが、シリーズの魅力や最新作について語った。 ジョージ・ミラー監督によるオーストラリアの映画シリーズ。81年の「マッドマックス2」が現実離れした異様な世界観を描き、衝撃を与えた。大戦によって文明が崩壊し、荒廃した世界が舞台。鉄仮面やモヒカンヘアの荒くれ者たちが、バイクや車を乗り回して暴虐を尽くす。 《世界観、ロードレースのスピード感、格好いいマシン……。冒頭からつかまれた。暴力映画は当時、たくさんあったが、あの映画は何もかもが新しかった》 原さんは、本作の影響を受け、ストーリー担当の武論尊さんと「北斗の拳」を手がけた。 核戦争で文明が滅び、暴力が支配する世界で、「北斗神拳」という一子相伝の暗殺拳の使い手、ケンシロウが数々の強