前作『Damogen Furies』からおよそ5年ぶり、鬼才トム・ジェンキンソン(Tom Jenkinson)によるソロ・プロジェクト、スクエアプッシャー(SQUAREPUSHER)による通算15枚目のアルバム『Be Up A Hello』がリリースされた。その間トムは、ショバリーダー・ワン(Shobaleader One)のアルバム『Elektrac』とのツアーをはじめ、BBCの番組『Daydreams』のサントラ制作や、オルガン奏者ジェイムズ・マクヴィニー(James McVinnie)のアルバム『All Night Chroma』への楽曲提供など精力的な活動を行なっている。 それを経ての本作は、トムの学生時代からの親友が急死したことがきっかけとなり、制作がスタートしたという。彼と90年代に使っていたような古いシンセサイザーやミキサー、エフェクト・ユニットなどを駆使して、直感に従いなが