きのうからの続きとなります。過去記事はこちら m-dojo.hatenadiary.com 大山カラテのタイ遠征、その光と影ーーー 「格闘技の歴史で一番のターニングポイント」と、あの不世出のプロモーター石井和義が太鼓判を押す「大山空手vsタイ式ボクシング(ムエタイ)」。 昭和39年に、日本ではなく現地タイ国で行われたこの他流試合が、 なぜそんなに大きな意味を持っていたのか?その謎を探る第13章が、この大著「沢村忠に真空を飛ばせた男」中でもとりわけ白眉だと思う。 沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝― 作者:細田昌志新潮社Amazon ここでいきなり余談を始めるけど(笑)、今やっている東京五輪の柔道やレスリングなどの競技を見て思うのだが……。 世界の多くの国が、 UFC が発展するまでは、いや発展した今でも、腕におぼえのあり血気盛んな「乱暴者」が腕っぷしを鍛えて世間でひ