10月29日の夜、ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で156人が死亡した事故。 韓国警察庁の長官は11月1日の記者会見で、「事故発生の前から危険性を訴える通報が多数あったことを確認した」と明らかにした上で、それに対する対応は不十分だったという認識を示しました。 長官は、事故の4時間ほど前から韓国の緊急通報「112」には危険性を訴える通報が11件あったとしていて、その内容が公開されました。記録には、事故の前の現場の切実な状況がつづられています。通話記録の詳細です。 注:個人情報など、一部省略したり、伏せ字にしたりしているところがあります。記載時刻は、通報があった時間です。 (ソウル支局・大谷暁) 通報時系列 ①午後6時34分 警察官:緊急通報112です。 通報者:ここ、イテウォンのメインストリートに入るところです。 警察官:イテウォンのメインストリートです、はい。 通報者:もしもし、クラブに