色や動きの再現と文字コード 一応ここまでで「色と動き」「ソース・セパレーション・ルール」「フォールバック対応」という、絵文字符号化にあたっての3つの原則を説明し終わりました。いかがでしたか? ややこしかったでしょう。ここからは、まとめとしてUnicode提案をどのように評価できるか考えてみましょう。一番最初のページからジャンプしてきた方は、わからない用語は適当に読み飛ばしてください。およその意味は通じるよう書いてあるから大丈夫です。 まず「色と動き」です。前回までの皆さんのコメントを拝見すると、絵文字を符号化すること自体を疑問視されている方が何人かおられました。前述したように文字コード規格が色や動きを符号化の対象にしていない以上、こうした反応は自然と思います。これも前述したように、これらは文字コードでなくデータフォーマットで実現するのが一般的な考え方なのですが、まさにそれをcHTMLという