特集 SFC が拓く知の方法論 62 近年、 人工物を創出するデザインの 「研究」 としての 「実践的デザインリサー チ」 (Design Research Through Practice) が注目をあびている。 その背景には、 複雑化する社会問題の理解、 共有、 解決にあたり、 リサーチの具現化が多様な 市民間での対話を可能とするためであると考えられる。 しかしデザインリサー チとはどのような歴史的系譜の上に成立する研究であり、 その実践とはどの ような形をとりえるのか。本論はデザインリサーチの歴史的系譜を概観した 上で、 メタデザインとしての 「デザイン活動を支援するための環境のデザイン」 における構成的デザインリサーチの可能性を展望する。 Design Research Through Practice、Fashion Design、 メタデザイン、 デザインリサーチ 学際的領域と