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トーマス。ベルンハルトの検索結果1 - 5 件 / 5件

  • 【2021年まとめ】海外文学の新刊を読みまくったので、一言感想を書いた - ボヘミアの海岸線

    2021年は、海外文学の新刊を読みまくった。 『本の雑誌』の新刊ガイド連載「新刊めったくたガイド」の海外文学担当になったからだ。 「新刊めったくたガイド」は、ジャンルごとにわかれて、毎月4冊以上の新刊を紹介する連載だ。日本文学、海外文学、SF、ミステリ、ノンフィクションと、ジャンルごとに担当者が書いている。 本の雑誌463号2022年1月号 本の雑誌社 Amazon これだけ新刊まみれになるのは人生はじめての経験だったので、記憶が飛ばないうちに、読んだ海外文学の感想を書いておくことにした。 ここで言う「新刊」の定義は以下のとおり(『本の雑誌』ルール)。 ・2021年に発売した、海外文学の翻訳 ・新訳、復刊は対象外 目次 ■2021年のアイ・ラブ・ベスト本 【アメリカ】ローレン・グロフ『丸い地球のどこかの曲がり角で』 【アメリカ】 ジェニー・ザン『サワー・ハート』 【ポルトガル】 ゴンサロ・

      【2021年まとめ】海外文学の新刊を読みまくったので、一言感想を書いた - ボヘミアの海岸線
    • 仏作家ミシェル・ウエルベック「人々は死の恐怖からすっかり遠のいてしまった」 | 人は動かすのは結局「死」だ

      死こそ真のテーマ 私たちは三時間にわたって子供時代に感じる喜び、夢や詩作、善性が描かれた文学などについて話し込んでいた。要するに、予想していたよりもずっと明るい雰囲気だったのだ。 だがミシェル・ウエルベックがくたびれた若者さながらベットに脚を伸ばし、沈黙を挟んでからほとんど熱を帯びたような声でこう警告したことで、それは一転した。 「そう、でも死がある。トーマス・ベルンハルトもそう書いているし、パスカルはもっと見事に言っている──死について考えるとき、他のすべては取るに足らないものになる、と。こんなことを言うのも馬鹿みたいですが、愛というのはやはり真のテーマ。それは死も同じです。これについては、プリューダンスがうまく立ち回ってくれています」 プリューダンスはたしかに毅然としている。『無化』に登場する人たちのなかで、彼女はもっとも勇敢だ。悲惨な決定論を覆し、人生に価値を与える方法を知る人物とし

        仏作家ミシェル・ウエルベック「人々は死の恐怖からすっかり遠のいてしまった」 | 人は動かすのは結局「死」だ
      • やくしまるえつこさんが選んだ本

        やくしまるえつこさんが選んだ本 相対性理論「天声ジングル」発売記念『やくしまるえつこ選書フェア』 2016/04/27~2012/05/09 安部 公房(1974) 無関係な死・時の崖 (新潮文庫) 安部 ヨリミ(2012) スフィンクスは笑う (講談社文芸文庫) アルフレッド・ベスター(2008) 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) アルフレッド・ベスター(1965) 分解された男 (創元SF文庫) アンナ・カヴァン(2007) ice アンナ・カヴァン(2013) アサイラム・ピース アンナ・カヴァン(2014) われはラザロ R・A・ラファティ(2013) 第四の館 (未来の文学) 伊藤 計劃(2010) 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 稲生 平太郎(2013) 何かが空を飛んでいる ウィスット ポンニミット(2010) ロマンス タムくんのラブストーリー短編集 ウィリ

        • 薄い本を読むパート2 - Close To The Wall

          いつかもやったページ数薄めの本を集めて読んでみるシーズンふたたび。 薄い本を読む - Close To The Wall 前回のは一昨年。今回はあとがき解説などを含めない、本文200ページ以下の本、というレギュレーションでやってみた。マルクスはよくわかんなかったけど、だいたいどれも面白かったですね。 薄い本はいいね、よくわかんなくてもすぐ読めて気分を切り替えられるし、短いなかにもぎゅっと詰まったものがあるのはなんかお得感がある。でも、薄い本ばかりだからもっと数読めるつもりだったのに思ったよりずっと時間が掛かってしまったので終わりです。このレギュレーションで積み上げた本がここにあるのよりも多く残ってるのでそのうちまたやるつもりはある。15冊。 カレル・チャペック『白い病』 ジャック・ロンドン『赤死病』 マックス・ヴェーバー『職業としての政治』 カール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール

            薄い本を読むパート2 - Close To The Wall
          • 2019年ベスト

            赤坂太輔(映画批評家) 井戸沼紀美(『肌蹴る光線 ーあたらしい映画ー』主催) 梅本健司(映画館受付) 海老根剛(表象文化論/ドイツ文化研究) 岡田秀則(映画研究者/フィルムアーキビスト) 荻野洋一(番組等映像演出/映画評論家) オリヴィエ・ペール(「アルテ・フランス・シネマ」ディレクター/映画批評家) 隈元博樹(NOBODY) クリス・フジワラ(映画批評) 坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本 映画主任) 佐藤公美(映画プロデューサー/マネジメント) ジュリアン・ジェステール(フランス日刊紙「リベラシオン」文化部チーフ/映画批評) 杉原永純(映画キュレーター) 田中竜輔(NOBODY) 千浦僚(映画文筆) 常川拓也(映画批評) 中村修七(映画批評) 新谷和輝(映画研究/字幕翻訳) PatchADAMS(DJ) 廣瀬純(現代思想/映画批評) 三浦翔(NOBODY) 結城秀勇(NOBODY)

              2019年ベスト
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