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ニーチェの超人の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 『呪術廻戦』虎杖悠二の選択——ニーチェ的「超人」と呪術師たちの実存

    よくいわれるように『呪術廻戦』は、ジャンプ漫画の遺伝子の集大成のような作品です。 例えば、自分の能力の説明をすることで能力の底上げを図る「術式開示」という設定があります。メタ的な見方ですが、バトル漫画の多いジャンプにおいて本来デメリットである「自身の能力を説明すること」をメリットに変えた非常に良くできた設定です。リスペクト元であることで知られる『HUNTER×HUNTER』ではリスクをバネにする「制約と誓約」として設定されていますね。 他にも主人公の中に異なる人格が宿っていること(『NARUTO』や『ヒカルの碁』、ある意味では『DEATH NOTE』など)や、必殺技の「領域展開」が場そのものを支配するものであること(『BLEACH』など)や、そもそも「能力バトルで心理戦をする」こと(『ジョジョの奇妙な冒険』が元祖かと思われます)など、細かい例を挙げるとキリがありません。 ……なのですが、本

      『呪術廻戦』虎杖悠二の選択——ニーチェ的「超人」と呪術師たちの実存
    • ニーチェ『ツァラストゥトラ』超人としての生き方、永遠回帰を思索する

      『ツァラトゥストラはこう言った』は、キリスト教の道徳を批判するニーチェによる聖書のパロディであり、近代化により生まれたニヒリズムの時代おける新しい生き方を示している哲学の作品である。 では、そのニヒリズムの時代における新しい生き方とはどのようなものなのだろうか。 ニーチェはそれを「超人」だという。 そこで今回のブログでは、「創造」、「永劫回帰」などを手がかりにニーチェが示すニヒリズムの時代における新しい生き方である「超人としての生き方」について考察してみたい。 創造力を軸にした超人についての考察ニーチェの考える超人の要素のひとつが創造するということである。 ツァラトゥストラは広場にいる民衆にむかって次のようなことをいった。 超人は大地の意義なのだ。あなたがたの意志は声を発して、こう言うべきだ。「超人こそ大地の意義であれ!」[……]わが兄弟たちよ、わたしはあなたがたに切願する。大地に忠実であ

        ニーチェ『ツァラストゥトラ』超人としての生き方、永遠回帰を思索する
      • ニーチェの「超人」という概念に活力をもらった - 福岡市で見学体験するなら「訪問看護ステーション花火」

        ここ数日ニーチェについて勉強してる。 「神は死んだ」 の言葉で有名な19世紀の哲学者。 ニーチェの思想からは「てめぇら本気で生きろ!」というメッセージを感じる。 「永劫回帰」 「力への意思」 「超人」 色んな概念をニーチェは生み出してるけど、今日はその中でも「超人」について。 *** ニーチェは「神は死んだ」という言葉でキリスト教によって構築された世界観を否定し、世界には何も意味がなく、虚構であるとした。 古代の弱者たち(奴隷扱いされていたユダヤ人)が自分達こそ救われるべきだ!と考えて心の中に「神」を生み出した(ここでいう神とはユダヤ教→キリスト教)。 イエスは「汝の敵を愛せよ」と言う。 弱くても神を信じていれば死んだ後に天国に行ける。 強くても威張ってるやつらは地獄に堕ちる。 みたいな。 あの世で神様が救ってくれる、と信じないと現実が苦し過ぎて生きていけなかった。 だから神を生み出した。

          ニーチェの「超人」という概念に活力をもらった - 福岡市で見学体験するなら「訪問看護ステーション花火」
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