今年に入りコロナ禍が一段落して一気にモノが動き始めたので当然のことながら物価は上がる。さらに2月24日にロシアがウクライナに侵攻して、ロシアへの経済制裁なども物価を押し上げた。5月4日、0.5%の利上げを決定というパウエルFRB議長の発言があった。これは日米の金利の格差を決定的にした。たとえば分かりやすいように10年国債の利回りを比較してみると、日本:0.249%、米国:2.888%で、10倍以上の開きがある。これでは日本からアメリカにマネーが移動するのは当然で、ドル高円安は急激に進んでいる。フランスの10年国債利回りも1.472%でありユーロ高円安も同様だ。当然日本では輸入品の価格が上がる輸入インフレが急激に起こっている。一般消費財ではなんといっても原油だろう。もちろん原油に限らず輸入大国の日本ではほとんどの一般消費財において急激なインフレが進行している。 原油と並んで、強烈なインフレが