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FASHIONSNAP(以下、F):サカナクションの歌詞に「たばこ」や「煙」がよく出てきますね。先日出版された一郎さんの書籍「ことば 僕自身の訓練のためのノート」にも、「シガー」という詞がありました。たばこの存在が、一郎さんが綴る詞の世界観と合っているように感じます。 山口一郎(以下、山口):詞を書く時にはだいたい吸っていますね。自分にとっては自身と向き合うというか、作っているものを確認する、客観視する時間でもあるんですよね。 F:一人の世界を作るツールのようなイメージもあります。たばことの付き合いはいつから? 山口:喫煙が許される年齢になってからずっとですね。ただ、吸わなかった時期もあったんですよ。でも歌詞が全然書けなくて。それでまた吸い始めてみたら「新宝島」が3日で書けたという(笑)。僕にとっては必要だったんだなって思いましたね。 F:そんな裏話が(笑)。 山口:僕はやっぱり昭和の現代
昨年、日本のデジタル庁がデザインシステムを公開し、ニューヨークとパリに拠点を置くデザインエージェンシーのAREA 17によってOpenAIのデザインシステムが公開された。 デザインを専門職としていない方でも、「デザインシステム」という単語を見かけたり、さまざまな企業のデザインシステムを見る機会が増えたと感じているかもしれない。 本記事では、デザインシステムが生まれた経緯や存在理由をはじめ、デザインシステムの基礎をご紹介したい。 デザインシステムとは何か?デザインシステムとは、デザインに関わる複数の要素(色やフォントなどさまざまなもの)をひとつに管理したものである。 なぜデザインシステムが必要なのか?デザインシステムの存在意義は主に次の2点と考えられる。 一つは、デザインチームの生産性向上のため、もう一つは、デザインの品質向上のためである。 デザインシステムを導入することで、一貫性のあるデザ
カルチャー誌「VICE」や「i-D」などを発行する米VICE Mediaが、破産を申請する見込みだとニューヨーク・タイムズ(The New York Times)が報じた。 VICE Mediaは、1994年にカナダ・モントリオールでパンク雑誌「VOICE OF MONTREAL」として創刊。1999年にアメリカに拠点を移し、2006年にデジタルに参入した。現在は世界約30ヶ国に支部を構え、カルチャー誌「i-D」や「VICE」、「リファインリー29(Refinery29)」などを発行するほか、ニュースチャンネルの「VICE NEWS」やコンテンツ制作を担う「VICE Studios」、映像プロダクション「Pulse Films」などを運営している。 同社には、2015年にウォルト・ディズニー社が数億ドルを、2017年にプライベートエクイティファンドのTPGが4億5000万ドルを出資している
チルというものに、そんな1920年代の海外小説的世界観を抱いている人もいるかもしれません。 今回はノンアルコール専門商社アルト・アルコの代表安藤裕氏に「音楽とノンアルコールの知られざる関係」についてご寄稿いただきました。 そもそも「チル」とは?そもそもチルとは、「冷静になる・くつろぐ・落ち着く」という意味を持つ英語「Chill Out」を語源にし、「まったり過ごす・ゆっくりとくつろぐ」というような意味で使われています。 音楽の世界でも「チルアウト」というカテゴリーが存在し、スローテンポのヒーリングミュージックのような曲調のものを指します。 起源には諸説ありますがクラブで踊って火照った身体を冷ますための部屋で流れているような楽曲と言われています。 ノンアルコールでより良い「チル」?お酒が音楽の良きパートナーであることは、もう言うまでもないでしょう。 しかし、「チル」ということに関しては、シラ
当方の長男と次男が無事に27歳と25歳になったのだが、二人ともあんまり服を買わない。仕事がスーツなので買う必要が無いということもあるが、就職する前からそんなに買っていない。次男の方はまだ買う方だが、だいたいがアダストリアの商品なので、定価で買ってもしれているし、当方のようにセールで買うなら尚更安い。 このたび、6年半ほど非常勤講師を務めた専門学校のファッション科が3月末で廃止になり、当方も用済みとなったわけだが、6年半で毎年いろんなタイプの生徒がいた。 昔のファッション専門学校と比べると、ブランド服を着ていない生徒が多かったが、中にはラグジュアリーブランドや高級デザイナーブランドを好む生徒も何人かはいた。 ただ、ブランド好きの生徒の買い物の話を聞いていると、当方が若い頃とは買い方が少し違っていると感じた。 今の生徒たちは、アルバイトなどでお金を貯めて、その貯めたお金で買うことがほとんどだっ
夜明けのサンタテレサの丘に集合した。怠け者の太陽がやっと顔を出し、リオデジャネイロを薄いピンクに染めている。すぐに商人たちが石畳の急な坂道を練り歩き、「雌鶏が泣き出すほど」大きな卵を自慢げに売り出すだろう。唸るようなバイクのエンジン音やけたたましいクラクションが、そのうち朝が来たことを知らせるに違いない。しかし今は、セミの電子的なハミングが時折マーモセットや迷い犬の甲高い声に遮られる以外、あたりは静まり返っている。 このような比較的静かな時間は、ここではなかなか珍しい。特に今月はいつもに増して街がざわめいている。リオのカーニバルがついに復活したためだ。 朝6時半になる頃には、モロ・ド・ファレ(Morro do Fallet)ファベーラ近辺で昨夜の花火や銃声がまだ鳴り止まないうちに、サンバドラムの旋律が響き始める。参加するミュージシャンが増えるにつれ、ビートは次第に大きくなり、サックスは物悲
わたしには3年ほど、幻覚剤を頻繁に使っていた時期があった。アヤワスカ、イボガ、マジックマッシュルームなどさまざまな薬物を使い、幸運にもすべてに効果を感じられた。しかし、幻覚剤を使い始めて3年が過ぎた頃、トリップ体験によって感情的な疲労を感じることが増え、疲労困憊して回復に時間がかかるようになった。後でわかったことだが、このような体験をしているのは、わたしだけではなかった。 「なかには、度重なる幻覚剤の使用によって脳内の重要なノード(※訳注:ネットワークを構成する中継点や分岐点)やネットワークの機能が変わり、過去に体験したものとは異なる、変則的なトリップ体験が誘発される場合があります」と説明するのは、ジョージタウン大学メディカルセンターの神経学・生化学教授ジェームス・ジョルダーノ(James Giordano)だ。「もしそれが定期的に起こるとしたら、平易な言葉で説明すれば、それは脳のノードと
2022年6月、立川高島屋 S.C.の全館リニューアルを受けて、敷地内に設置されている岡崎乾二郎の作品「Mount Ida─イーデーの山(少年パリスはまだ羊飼いをしている)」を撤去すると報じられた。本件に関して、多くの記事が発表され、文化面のニュースとして少なくとも一時は中心的な話題となっていたように思う。報道によると、作家である岡崎氏は、高島屋や立川高島屋 S.C.を所有管理する東神開発株式会社ではなく、作家選定から設置までを担ったアートフロントギャラリーを通じて今回の撤回を初めて知ったそうだ。岡崎氏にとってはまさに寝耳に水であったことだろう。そして、年が明けた2023年1月17日、高島屋は作品の撤去を撤回すると発表した。 様々な報道、あるいは批評や論説の中で、今回の件においてアートフロントギャラリーの代表を務める北川フラムという一人の強い当事者についての話題が少なかったことは特筆すべき
亡くなったばかりの故人の遺体からタトゥーを採取しアート作品にする、彫り師の新しいビジネスが登場している。 ジョナサン・ギルは2019年に双子の兄弟を船の事故で亡くした。タトゥーで本人だとは確認できたが、火葬前の兄弟の遺体は見ることができないと言われた。葬儀社によると遺体は水によるダメージが大きく、お通夜で対面できる状態ではなかった。 ギルはニューヨークのクイーンズ区にある、Thomas F. Boyland Funeral Homeという葬儀社を営むトーマス・ボーイランドに連絡をした。そしてボーイランドから、亡くなった家族の思い出として遺体からタトゥーが入った皮膚を採取し永久保存するという、遺族のためのビジネスを紹介された。 ギルの兄弟は複数のタトゥーを入れていた。ボーイランドはそのうちの2つを繋ぎ合わせ、オハイオ州の研究所に送付した。そこでSave My Ink Foreverという死体
カニエとの仕事は「本当に“クレイジー”」。ブランドを立ち上げるまでの20年―ブランドを立ち上げるまでの経歴は? まず10代の時に2年ほどビームスで働いて渡英し、サヴィルロウにあるテーラー ハンツマンで働きはじめました。主にビスポークのお客さまを相手に、採寸をしたり、どんな生地で仕立てるかのご用件を聞いたりする立場。顧客には、王室の方などもいて、日本人である僕がヨーロッパの方にドレスコードのルールをお教えするのが、とても面白い光景でした。 ―セント・マーチンズでは何を学んだ? セント・マーチンズには、学生ビザを取得したかったこともあり入学しました。毎日授業があるわけではないので、日中はハンツマンで働きながら、提出物がある日に大学に行くような生活を送っていました。 僕がセント・マーチンズに通っていた時代は、洋服の作り方を学べるようなクラスはまだ少なく、ひたすらヌードデッサン。当時はハワード・タ
清永浩文氏へのインタビューは約2年半ぶりになる。前回は緊急事態宣言が明けて間もない頃に、ソフ(SOPH.)の代表として「ジーユー(GU)」とのコラボレーションについて話を聞いた。月日が流れ、再びインタビューの席に着いた同氏は、Jリーグ(公益社団法人 日本プロサッカーリーグ)のクリエイティブダイレクターという新たな役職に就いている。24年間務めたソフから離れ、新天地での活動を始めた同氏は、Jリーグを「ユニクロのようなもの」と話す。今年30周年を迎えるJリーグを、クリエイティブでどう変革するのか。 —いつJリーグからクリエイティブダイレクター就任のオファーが来たんですか? 2022年の6月30日にソフを退任しましたが、退任後に正式にオファーをいただき、8月1日に就任しました。よく「Jリーグの話が決まったからソフを辞めたんですか?」と聞かれますが、辞めた後に決まったことです。 —オファーから就任
2022年11月回で通算500回めとなった「定点観測」。501回めの実施で気づいたことを考察レポートとしてまとめました。 11月の東京新聞さんに続き、12月は朝日新聞さんに取材いただきました。渋谷のリサーチ地点の公園通りパルコ前は、戻ってきた街の人びとに加え、取材の方々も混じって大賑わい。「ファッション」をきっかけにたくさんの出逢いと会話が生まれました。 「ACROSS」編集室は、次の600回に向かって、毎月路上に向かうのと同時に、アーカイブを本格的にまとめるフェーズに入ります。 2022年12月3日(土)、501回目の「定点観測」を実施しました。 12月に入った途端、急に冷え込み、季節は完全に冬となった東京のストリート。いつものように、担当編集部員でプレサーベイを実施した結果、いったんは減少したかのように思われた白っぽい装い、中でもアウターが再び増えていることから、メインテーマは、「女性
この記事で使用しているヴィジュアルは、全てAIでモデルを生成しています。人間のモデルと比べても遜色ないクオリティですが、AIを生成しているのはAI model株式会社が運営するサービス「AI model」によるもの。2022年3月にサービスの本格展開を開始し、注目を集めています。そんな「AI model」の開発理由は?活用方法や現状の課題、目標などAI model株式会社CEOの谷口大季氏に話を聞きました。 元々、私は三越伊勢丹や集英社、バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)などアパレル企業向けにECサイトの構築やクリエイティブ制作の支援をさせていただく事業を約17年やっています。そういった業務の中で、ブランドの世界観を表現する撮影において大変な部分が多く、もっと効率化できないか、クリエイティブの表現の幅が広がらないかと試行錯誤をしていく中で、AI技術に注目しました。
メルカリが、職場におけるジェンダー平等に関する取り組みやコミットメントを評価するグローバル認証「エッジ(Economic Dividends for Gender Equality)」において、最初のレベルである「エッジ・アセス(EDGE Assess)」を昨年12月に取得したことを発表した。同認証を日本企業が取得したのは今回が初となる。 エッジ(Economic Dividends for Gender Equality)は、スイス・ジュネーブに本拠地を置く「EDGE Certified Foundation」が制定したジェンダー平等のためのグローバルな査定方法論および認証基準。「男女同一賃金」や「採用と昇格・登用」、「リーダーシップ開発研修とメンタリング」、「柔軟な働き方」、「組織カルチャー」の5つの観点から、人事関連のデータや制度、取り組みの実績、職場での実態を調べる従業員向けアンケ
2022年9月、東京・渋谷を代表する「サウンド ミュージアム ビジョン(SOUND MUSEUM VISION/以下、ビジョン)」と「コンタクト(Contact)」の2つのクラブが歴史に幕を下ろした。「ビジョン」は2011年に、「コンタクト」は2016年に運営会社のグローバル・ハーツがオープン。共に渋谷ひいては東京のクラブカルチャーを牽引する存在だったが、渋谷駅周辺の再開発事業による入居ビル(新大宗ビル)の取り壊しによって閉店となった。 両クラブの閉店で多くのDJやアーティスト、音楽好きたちが行き場を失ったが、何も悲しいニュースだけではない。グローバル・ハーツは、道玄坂から渋谷駅を挟んだ反対側の明治通り沿いに新たなクラブ「エンター(ENTER)」をオープン。「ビジョン」や「コンタクト」ほどのキャパシティはないが、優秀なサウンドシステムを搭載した“音箱”として営業している。 そこで、「エンタ
日本を代表するスニーカーショップのキーマンが1年間を振り返る「スニーカートップセラーに聞く」。ミタスニーカーズ(mita sneakers)のクリエイティブディレクター国井栄之さんに続く第2弾は、アトモス(atmos)のディレクター小島奉文さんに今年のベストスニーカー3足と、今年と来年のスニーカー市場について語ってもらいました。 ■【スニーカートップセラーに聞く-2022-】 ・mita sneakers 国井栄之 ・atmos 小島奉文 ■【スニーカートップセラーに聞く-2021-】 ・mita sneakers 国井栄之 ・atmos 小島奉文 ■【スニーカートップセラーに聞く-2020-】 ・atmos 小島奉文 ・mita sneakers 国井栄之 ■【スニーカートップセラーに聞く-2019-】 前編:atmos 小島奉文とmita sneakers 国井栄之が選ぶ今年のベストス
今年も残すところあと少し。大晦日恒例の「NHK紅白歌合戦」がいよいよ開幕しました。FASHIONSNAP編集部では今年もサイトやツイッター上で出場アーティストや司会者、ゲストの衣装情報をリアルタイムでお届け。気になる衣装はこちらのページでチェック!【随時更新】
1990年代から絶大な人気を誇り「原宿の伝説」とも言える「ゴローズ(goro's)」の基礎知識を、真贋鑑定サービス 「フェイクバスターズ」の鑑定士に協力してもらい座談会形式でお届けする連載。第2弾では、入店するための並び方や購入までの流れについて話し合います。 フェイクバスターズ 偽造品が多く存在するNIKEやSupreme、THE NORTH FACE、BALENCIAGA、CHROME HEARTS、goro’sなど数多くのブランドを対象とした真贋鑑定サービス。「スニーカーダンク」「ラクマ」「BRING」など数多くの企業と業務提携し、月間4万件以上の鑑定依頼に対応している。鑑定士の安全を考慮して顔出しは行っておらず、goro’sの鑑定では信頼性を最大限担保するため、郵送による依頼のみに対応している。
FASHIONSNAP(以下、F):11月16日(=いい一郎の日)を機に、少しずつ活動されていますね。 山口一郎(以下、山口):まだ半分くらいは療養中で音楽制作はお休みしていますが、体調を見つつSNSなどから一歩ずつ始めています。以前までは収録や撮影などでの外出が多く、その帰りに買い物などをしていたので、療養中は難しかったですね。行ける場所も限られていましたし。 F:本企画では山口さんのユニフォームなど定番品をいつも一品目に紹介してもらっていました。今年はそのような服はありましたか? 山口:手に入れたのは後半でしたが、これですね。今も履いている「コム デ ギャルソン オム(COMME des GARÇONS HOMME)」のパンツです。 F:ギャルソンのパンツは過去にもベストバイ入りしていて、山口さんのワードローブという印象です。 山口:前はプリュス(COMME des GARÇONS H
アパレル企業各社が相次いで値上げを実施する一方で、良品計画は価格の改定は行わずに現価格で据え置く考えを今年8月に表明。しかし、原材料の価格高騰や円安が加速し、コストを吸収することが限界に達したことから値上げを決めた。 値上げ対象のアイテムは大型家具やプラスチック収納、布団カバー等の布製品、食品等、生活・雑貨の小物商品等。無印良品の2023年春夏商品全体のうち約2割にあたるアイテム数で、残り8割の商品の価格は据え置く。値上げ率は平均約25%だとしている。 これに伴い、2月3日から家具の月額定額サービスの対象アイテムを35アイテムから72アイテムに順次拡大し、サブスクリプションサービスの本格化に着手。また、値上げ対象の「ポリプロピレンファイルボックス」(390→590円)の代替素材商品として、紙やリサイクルプラスチックを用いたファイルボックスをそれぞれ用意し、プラスチック商品のリユース・リサイ
現場でご挨拶をさせて頂きましたが、ちょっと小さな声で控えめな印象でした。それもそのはず。私はスタイリストという立ち位置、スタッフとして初めましてのご挨拶をしているのにも関わらず、2重に重ねた不織布マスクに油性ペンで「アンジュルム」と書き、グッズのTシャツを着ていたので、タケちゃん的には「なにこの人......」と思っていた事でしょう(笑)。 それまでは動画、雑誌、SNS、インターネット上で一方的に見ていた竹内朱莉ちゃん。そこから漏れ聞こえるでっかい笑い声。スッコーンと突き抜ける高音が気持ちいい歌声。スマイレージ時代のトレードマークだったショートカット。底なしのビッグスマイル。誰にでも平等に同じ目線で向き合う、飾らない人柄。ブログに綴る、本当に等身大の女の子としての言葉の数々。 「タケちゃん」の明るさと強さを画面越しに見ていた私は、人柄からも彼女たちを好きになり、アンジュルムのアンジュルムら
FASHIONSNAP(以下、F):川谷さんといえば「サカイ(sacai)」のイメージがあります。 川谷絵音(以下、川谷):毎シーズン欠かさず、展示会に伺っているブランドの一つですし、一番好きなブランドと言っても過言ではありません。そして、千登勢さんは一番会っている友人でもあります(笑)。友人でもありますが、それ以前に僕は千登勢さんのことを、クリエイターとして心から尊敬しているし本当にかっこいいな、と思っています。 F:前回のベストバイで挙げていただいたアウターは、デザイナーの阿部千登勢さんに「似合うよ」と勧められて購入した、と言っていましたが。 川谷:「私がお勧めすると『買わないと』みたいな圧がかかりそう」という理由で、最近は展示会に伺っても千登勢さんがいないんですよ。だからこのアイテムは自らの意志で選んだアイテムですね。 F:購入の決め手は? 川谷:自分の中で、毎年黒いジャケットをサカ
サーヤ:これはディアスポラが「クリエイティブドラッグストア(CreativeDrugStore)」とコラボしたTシャツです。フロントにはクリエイティブドラッグストアのロゴデザインで「ディアスポラ スケートボーズ(Diaspora skateboards)」とデザインが入っていて、後ろには、ディアスポラのロゴデザインで「クリエイティブドラッグストア」がプリントされています。 F:ポロシャツもベストバイの仲間入り。 サーヤ:このポロニットは今年たくさん着ましたね。着すぎて、クタッとしてきている(笑)。夏だけじゃなくて、重ね着をして秋口も活躍しました。 F:この2つは、どちらで購入されたんですか? サーヤ:どちらも展示会です。 F:ディアスポラは、最近実店舗ができましたよね。 サーヤ:でもまだ行けていないんです。これまではずっと展示会かネットで買っていましたが、お店にも行ってみたいですね。 F:
クリエイティブチーム「AC部」が、日本橋三越本店本館6階コンテンポラリーギャラリーで個展「AC-bu | MoBA -現代美術館展- Museum of BOB ART EXHIBITION」を開催する。会期は12月21日から2023年1月9日まで。 架空の美術館をテーマにした会場では、漫画家 大川ぶくぶ原作のアニメーション作品「ポプテピピック(POP TEAM EPIC)」内で、放映されたエピソード「ボブネミミッミ」を着想源にした作品を20点以上展示。商業アニメや、現代アート作品を“ボブネミミッミ化”したペインティングや立体作品が発表される。会場内の特別展示室では、同アニメ放映と同時に話題となったキャラクター「ヘルシェイク矢野」の原画や、ストーリー内で登場する「除夜のギター(108弦)」も披露される。 ■AC-bu | MoBA -現代美術館展- Museum of BOB ART E
森田哲矢(以下、森田):「チャンピオン(Champion)」のリバースウィーブなんですが、これはランタグ(ランナーズタグ)なんですよ。 FASHIONSNAP(以下、F):1950年代中旬から1960年代初期頃に使われていたというタグですね。 森田:このランタグのリバースウィーブってめちゃめちゃ珍しくて。11万円もするんですけど、YouTubeのノリもあって買いました。 F:リバースウィーブは古着市場で人気で、値段が上がっていますよね。 森田:値段の上がり方が異常ですよね。高いから絶対買わん方がいいですよ。僕は買っちゃうんですけど。 F:森田さんはチャンピオンをよく着ているイメージがあります。 森田:中学2年生くらいの時から大阪のアメ村(アメリカ村)に行くようになったんですけど、その頃よくチャンピオンのスウェットを見ていたので好きなんですよ。当時は3900円、4900円くらいで刺繍タグとか
鈴木正文(以下、鈴木):デビュー当時から見ているブランドで、タイミングが合えば展示会には足を運ぶようにしています。「オーバーコート(Overcoat)」のアイテムはいくつか持っていますが、これも展示会で見つけて目を引いたアイテム。ウィメンズっぽいシルエットだけど、ユニセックスで着られる。デザイナーの大丸隆平さんは僕とおなじく将棋好きなので親近感があります。で、着てみたら、すっきりとした落ち感が気に入りました。 FASHIONSNAP(以下、F):ドルマンスリーブのコートはオーバーコートのシグニチャーアイテムですね。今回の新作は衿が取り外し可能になっていて面白いです。 鈴木:裏地が無いのも良い。ちょうど今日みたいな格好で、ワイシャツ1枚にネクタイをして、それでブーツ履いて、このコートをさらっと羽織って。パリジェンヌみたいじゃない? チョコレートブラウンっていうのかな、独特な色合いですね。良い
本明秀文(以下、本明):まず前提として、やっぱり“無いもの”が高くなるっていう世の中なので、希少なものが欲しいというのは変わらないんです。僕は靴屋なので、靴で古くて珍しいものがあったら特に買いたいわけですよ。 FASHIONSNAP(以下、F):昨年からスタンスは変わらずですね。 本明:その中でも、例えば1985年のエア ジョーダン 1とか量を集めたいものは中古も買うんですが、基本的には新品未使用が僕の中では熱くて。今年買った"熱い靴"がこのコンバースたち。 F:では全部デッドストックですか? 本明:そう。まあ日に焼けちゃったりはしているんですけど。 F:全て種類が違いますね。まずはマイナーインダストリーズ(MINER Industries)社のアーミーコンバース。外側にはブランドロゴや文字がなく、ヒール部分にミルスペックがプリントされています。
FASHIONSNAP(以下、F):栗野さんといえば業界の“マルジェラ通”としても知られています。 栗野宏文(以下、栗野):これは1年ほど前から気になっていたピースで。 F:昨年も「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のジャケットを購入されていましたよね? 栗野:そうですね。あれも気に入っていたのですが「もう少しだけ薄い生地感のものが欲しいな」と探していて、見つけたのがこれです。国内外のどのオンラインサイトを見ても大きいサイズしか残っていないくて。数シーズン前に出たものだし、半ば諦めていたんです。 F:ではこのジャケットはどのように手に入れたんですか? 栗野:出張でロンドンに行った時、帰国前にマルジェラのお店に寄ったんです。さっと見て帰ろうと思ったらショップスタッフが「ここにないものもありますよ」と声をかけてくれて、ダメ元でこのジャケットの写真を見せたんです。そしたら「サ
神六再開発と東急不動産が原宿・神宮前エリアで進行中の「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の商業施設が、2024年春に開業することが決定した。 同施設は、コンドーム専門店の「コンドマニア」や「ラコステ(LACOSTE)」のストリートカルチャーをミックスしたライン「ラコステ ライブ(LACOSTE L!VE)」が出店していた「オリンピアアネックス」があった神宮前交差点に開業。さまざまな文化が生まれてきた同エリアの特性に着目し、周辺環境に配慮した賑わいを創出することで、長期的な文化を生み出す「新たな文化発信拠点」となることを目指すという。 建物の外装と屋上デザインは、建築家の平⽥晃久が担当。「KNIT DESIGN(まちを編む)」をコンセプトに、行き交う人やケヤキ並木などを反射率の高いガラス面に映し込む凹凸面の「umi」とフラットな面の「shima」の2つのエリアで構成し、ガラスが反射する
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