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世界では戦争や紛争が起きている中、今日も日本のワイドショーでは芸能ゴシップが話題の中心にある。ひとりひとりの「日常」や「普通」の定義は個人を取り巻く環境ごとに異なり、一見「普通」に見える人にもさまざまな側面が内在する。そしてその日常は永遠を約束されたものではない。 「最近は多くの人が自分らしさを服装を通して表現しようとするけれど、僕はスタイルというものをある意味記号的に捉えているし、ファッションは表層的なものだと思っている。ただ、それがすごく好き」と三原は話す。デニムジャケットのようにワークウェアの文脈の上にあるアイテムを現代では誰もが身近に親しみ、ドレスを着ればフォーマルでエレガントな要素を取り入れることができる。人と接する際に「本音と建前」を使い分けるように、服装はあくまでもその日の気分やその時のシーンを表すものであり、着用者個人のパーソナリティに紐づく必要はない。歴史を辿れば、近代以
──「カラー」からオファーを受け、就任を決めた際、プレッシャーはありましたか? もちろん責任の大きさを感じるという部分はありましたが、プレッシャーはありませんでした。カラーとの出会いは、2007年に僕がアントワープ王立芸術アカデミー(Antwerp Royal Academy of Fine Arts)在学時から何度か「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」のショーを手伝わせてもらっていた時に、準備が終わってショーまでの自由な時間があったので、ある先輩デザイナーの展示会に行きました。その展示会場の真横で、パリで初めての展示会の準備をしていたのが阿部さんで、突然話しかけたのが最初の出会いでした。その後、2012年度「毎日ファッション大賞」で再会し、それぞれ大賞と新人賞を受賞して以降は定期的に連絡を取るようになり、お互いの展示会にも行くようになりました。 ──そういった関係値があったからオフ
日本やアメリカでデザイン会社を経営する複数の友人が口を揃えて語っていた。自分の手を動かす経験が得にくく、スキル習得が容易ではない。 確かに、レイアウトもUIも、プロンプト入力やボタンひとつでできてしまう時代に、自分の目と手を使って、感覚を身につける機会を得ることはどんどん少なくなってきていると感じる。 アメリカではデザイン科卒の学生が就職難先日、サンフランシスコで開催されたデザインイベントシリーズ、SF Design Week に参加し、デザイン業界の方々や、デザインに興味のある人たちとのお話をする機会があった。その中でも、最も印象的だったのが、学生達との会話。 今年卒業見込みの学生何人かと話したのだが、なんと彼らはウィスコンシン州やジョージア州などの、他の州から仕事を探しにサンフランシスコに来ているのだという。地元では仕事が見つからず、よりデザイナー需要の高い場所を探しての就活である。
グーグル(Google)が韓国のグローバルアイウェアブランド「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」に投資する契約を結んだと韓国経済新聞などが報じた。同ブランドを運営するアイアイコンバインド(II COMBINED)の株式4%を約1億ドル(約145億円)相当をかけて取得するという。 両者はAndroid XRを搭載したAIスマートアイウェアを共同開発すると今年5月に発表。アメリカ発のD2Cアイウェアブランド「ワービーパーカー(Warby Parker)」も共同設計に関わるとしている。グーグルは2012年に「Google Glass」を発表したが失敗に終わったことから、ジェントルモンスター、ワービーパーカーと手掛けるAIスマートアイウェアで再起を狙っている。 海外メディアの報道によると、協議は最終段階にあるという。アイアイコンバインドは、2024年度に売上高7891億ウォン、
地方出身の著名人たちが、上京当時を振り返る連載企画「あの人の東京1年目」。7人目は、初主演を務めた「ベイビーわるきゅーれ」シリーズで一躍脚光を浴び、7月4日公開の映画「夏の砂の上」への出演や、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン役としても注目を集める俳優 髙石あかりさん。物心ついた頃から「俳優になりたい」という夢を抱き、中学生の頃には地元・宮崎と東京を行き来する生活をスタート。「楽しくてやっていたので、努力したという感覚はあまりない」と話す彼女は、新しい環境での苦悩や葛藤をどのように乗り越え、夢を現実のものとしてきたのか?夢追い人たちへ贈る、明日へのヒント。 秘密基地を探した幼少期、夢はずっと「俳優」 私が生まれ育った宮崎という場所は、人と人との距離がすごく近かった。近所の人と会ったら必ず挨拶するし、「秘密基地を探す!」と言って、友達と探検に出かけたりするような活発
フランスの上院が、繊維産業の環境影響の軽減を目的とした法案をほぼ満場一致で可決した。同法案は、2025年3月に下院で提出された原案に基づいているが、その後の審議を経て複数の修正が加えられた。 当初の法案では、ファストファッション企業に対する「環境コミュニケーション・スコア」の表示義務と課徴金制度の導入が柱とされていた。これに対し、上院では「シーイン(SHEIN)」や「テム(Temu)」といった“ウルトラ・ファストファッション”に関連する企業や製品の広告を全面的に禁止する条項が新たに追加された。また、これらを宣伝するインフルエンサーに対しても最大10万ユーロの罰金が科される可能性があるなど、法案はより厳格な方向へと修正された。 さらに課徴金制度についても、導入が段階的に行われることが明記され、最終的には2030年までに衣料品1点あたり最低10ユーロ、あるいは税抜価格の最大50%が課される設計
2025年現在、ファッションブランドと日本のアニメーション作品のコラボレーションは、日常のこととなっている。日本のブランドやセレクトショップだけでなく、「ロエベ(LOEWE)」や「グッチ(GUCCI)」のような世界的なラグジュアリーブランドが日本アニメとコラボすることに、驚くこともなくなった。 だが、1980年生まれの筆者が青春時代を送った1990年代、ファッションとアニメの間には非常に大きな隔たりがあった。誤解を恐れずに言えば、日本アニメはファッションから最も遠い存在だった。そんな時代に、世界に先駆けて「ファッション × アニメ」を打ち出した日本のデザイナーズブランドがある。それが「ビューティビースト(beauty:beast)」だ。 下記のルックは1990年代にビューティービーストが発表したコレクションである。「機動戦士ガンダム」「デビルマン」「美少女戦士セーラームーン」といった日本ア
ゴールデンウィークが終わり、いい休日の過ごし方がなかなか思いつかない…なんて悩んでいませんか? それなら、TikTokでバズっているボードゲーム「これから私たちは、」を使ってみて! 今度のお休みは、お友達やパートナーと一緒に「これから私たちは、」で、面白い体験をしてみませんか? TikTokで話題の「これから私たちは、」ってどんなボードゲーム?
横浜美術館が、リニューアルオープン記念展として、表現者であり、教育者でもある佐藤雅彦の創作活動の軌跡をたどる世界初の大規模個展「佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)」を開催する。期間は6月28日から11月3日まで。 佐藤雅彦は、1954年静岡県生まれ。1990年代からTVコマーシャルや教育番組、書籍、ゲーム、アニメーションなど、メディアを問わない作品群を発表してきた。代表作には、NHK教育テレビのコーナー「ピタゴラスイッチ」やオリジナル曲「だんご3兄弟」、プレイステーションのパズルゲーム「I.Q Intelligent Qube」などがある。 「佐藤雅彦展 新しい ×(作り方+分かり方)」では、佐藤が40年にわたり創作したテレビ番組やCM、キャラクター、物理学や認知科学の研究から生まれた映像作品、メディアアートを一挙に展示。「私は作り方を作っているんです。作り方が新しければ、出来たも
大阪・関西万博の公式キャラクター ミャクミャク人気により、「マリメッコ(Marimekko)」のデザインに注目が集まっている。そのデザインの親和性から、SNSでは“万博効果”でマリメッコのグッズが欲しくなったという声や、マリメッコの定番「ウニッコ柄」をベースにミャクミャクを取り入れたネイルを楽しむユーザーなどが見られるほか、山口照美 大阪市港区長が万博公式のミャクミャクTシャツとウニッコ柄を合わせた「万博コーデ」を披露し反響を呼んでいる。
東京大学が、2027年9月に新たな教育課程として新設学部「UTokyo College of Design」を開設する。同大学では1958年の薬学部以来、約70年ぶりの新設学部となる。 同大学はデザインを、「一般的に理解されている工業製品の造形や芸術的意匠に留まらず、新たな価値やシステムの創出、複雑な社会課題の解決に向けた創造的なプロセスを含めた幅広い概念」と定め、「UTokyo College of Design」ではデザインをスキルとしてだけでなく思考の方法として学ぶことで、多様な学術知をデザインによって繋ぎ、融合することによってさまざまな課題に取り組み、世界にインパクトを与える人材の育成を目標としている。また、世界中から意欲を持つ多様な学生が集まる場所を目指すために、秋入学を採用し、全ての授業を英語で実施する。
ラルフ ローレンの歴史をおさらい ブランドの起源は1967年。創業者のラルフ・ルーベン・リフシッツ(Ralph Rueben Lifshitz)が、「POLO」としてニューヨークに設立したのが始まりでした。ブランド名の「POLO」は乗馬に似た競技「ポロ」に由来し、創業時はネックウェアラインを中心に展開。1つ1つハンドメイドで手掛けたアイテムが、ポロ競技を嗜んでいたイギリスの上流階級に憧れるアメリカ人に受け、知名度を獲得しました。 初めてメンズのフルコレクションを発表したのは1968年で、1970年にはアメリカの大手百貨店「ブルーミングデールズ」内に「Polo by Ralph Lauren」ショップをオープン。有名百貨店史上初となる1つのデザイナーのためのブティックだったそう。続く1971年には、初の路面店をカリフォルニア州 ビバリーヒルズに位置する高級ブティック街「ロデオドライブ」にオー
かつて「もう紙のノートはいらない」と言わしめたデジタルノートサービスが、Evernoteである。数あるメモアプリの中でも一時は圧倒的な存在感を放ち、多くのユーザーの“第二の脳”として君臨していた。 しかし近年、その名前を耳にする機会がめっきり減ったと感じる人は多いのではないか。本記事では、Evernoteがどのようにして生まれ、いかに日本で熱狂的に受け入れられ、そしてなぜ失速してしまったのかを振り返る。 Evernoteの始まりEvernoteの源流は、ロシア系アメリカ人の起業家ステパン・パチコフ(Stepan Pachikov)が2000年代前半に立ち上げた「メモを一元管理できるソフトウェア」にある。 その後、2007年ごろにフィル・リービン(Phil Libin)が経営に加わり、クラウド型ノートサービスとしてのEvernoteが本格的に再始動した。 当時、「クラウド×ノート」という組み
今「ファッション論」に注目が集まる理由とは?── まずは、これまで京都精華大学で教鞭を取られてきた蘆田さんが、2024年の後期から京都大学(以下、京大)で「ファッション論」の講義を行うことになった経緯について教えてください。 「声を掛けてもらった」というのが直接的な理由です。京大文学部には「メディア文化学」という専攻があるのですが、在籍する2人の教員のうちの1人である松永伸司さんは、ゲーム研究が専門ながらファッション系のウェブメディアに「ヴァーチャルファッション」についての文章を寄稿したり、僕がやっている「ヴァニタス(vanitas)」というファッションの批評誌にも以前寄稿してくれたりと、ファッションについても度々書いている方で。そして、もう1人の教員の喜多千草さんもインターネットや情報社会論が専門の方なので、ゲームやマンガ、テレビといったこれまでは京大文学部で扱ってこなかった“新しい”ジ
アトランタを拠点にグローバルで活動するクリエイティブスタジオ「ZOO AS ZOO」。これまで著名アーティストや大手クライアントとともに多彩なジャンルのクリエイティブを手掛け、独自のヴィジュアル言語を形作ってきたが、創設10年目となる現在までメディア露出はほとんどなく、その内実はミステリアスなヴェールに覆われている。オープンにされている情報は、InstagramのアカウントとWebサイトのみ。ファッションとアート、テクノロジーといった複数の表現を絶妙なバランスで融合したジャンルレスなトーンが魅力だ。 今回、ZOO AS ZOOの創設者 Amiによる個展「四十日放浪 | 40 Day Walks of Hollow」開催にあたり、国内初となるインタビューの機会を得た。どのような組織で、何をやろうとしてきた/しようとしているのか。そんなシンプルな問いを投げかけてみると、今の想いを率
それは、他には真似できないものづくりの強度とクオリティを追求するということだ。「表層だけなら誰でもコピーできる時代だからこそ、デザインの背景が重要です。例えば、コッキのアメリカンキルトはインドの職人が刺繍していますが、そもそもインドにはアメリカンキルトを刺繍する文化はないので、職人とともに時間をかけて技術を培っていく必要があります。地道に取り組まなければクオリティも上がらず、職人との関係も築けません。コミュニケーションが難しいこともありますが、それを乗り越えることで、他では不可能なプロダクトの強さが生まれるのです」。 そんな唯一無二のプロダクトは世界のマーケットでも際立ち、コッキのものづくりは海を越えて高く評価されている。LVMHプライズの選出は、「ドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)」のバイイングにも繋がった。そんなコッキの躍進につ
経済産業省、NTT DXパートナー、コネルが、合同で“睡眠後進国”と称される日本の睡眠環境を改善するためのプロダクト「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」を開発した。今年開催される大阪・関西万博での本展示に先駆けて、2月7日と8日の2日間原宿で体験会(事前予約制)を開催する。 ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEMは、OECD加盟国で最も睡眠時間が短いとされる日本の睡眠環境を改善するために、情報の溢れる社会の中で唯一の休息環境(=オフライン環境)を日常の中に生み出すために開発。「疲労回復」「疲労蓄積の予防」「作業効率アップ」といった効果があるとされる「仮眠」に対して、1日の睡眠を一度にまとめて取るのではなく、複数回に分けて取る「分眠」の考え方を採用し、ウェアラブルデバイスによって取得した心拍数や心拍変動をもとに自律神経やストレス値を計測することで、最適な睡眠環
以前から噂になっていたことが、ついに現実へ。2024年10月2日、「セリーヌ(CELINE)」は、アーティスティックおよびクリエイティブ、イメージディレクターを務めていたエディ・スリマン(Hedi Slimane)の退任を発表した。 スリマンの功績について詳細に述べる必要はないだろう。「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」から始まり、「ディオール オム(DIOR HOMME、現「ディオール」)、「サンローラン(SAINT LAURENT)」への復帰、そして「セリーヌ」と、自身がディレクションしてきたブランドはいずれもビッグヒット。ビジネスで結果を出すデザイナーとしては、まさに世界最高峰の人物だ。 とりわけ2度目のディレクター就任となった「サンローラン」では、グランジやロックといった音楽性をテーマにしたファッションが、「ディオール オム」時代よりも迫力を増した印象だっ
2019年頃に再燃した古着人気は、2024年に入って一息ついたように感じられるが、古着のなかでも希少性が高いヴィンテージ古着の価格は、総じて今も上昇が続いている。それに加え、これまで古着として評価されていなかったブランドやアイテムが、新たに「ヴィンテージ」という呼称を与えられ、価値が高まっている例も少なくない。今後、ヴィンテージ市場はどうなっていくのか。日本における古着カルチャーの歴史を紐解きながら考察する。
OSCAR DE LA RENTA/Remi Takenouchi&KEISUKEYOSHIDA × tanakadaisuke
今回は、ファッション界とは別の話題から始めたい。2024年7月15日、1人のサッカー選手がYouTubeチャンネルを開設した。イングランド・プレミアリーグ クリスタル・パレス(Crystal Palace FC)への移籍が発表された鎌田大地選手だ。 鎌田選手はYouTubeに関心がないと思えていただけに、唐突にYouTube(チャンネル名:鎌田大地ch)を始めたことには驚いた。これまでもInstagramアカウントは持っていたが、投稿頻度は控えめで、SNSなどを通して発信することに対して積極的ではないように映っていた。 そんな鎌田選手だが、いったいなぜYouTubeをスタートしたのか。その理由が、チャンネル開設1本目の動画で、本人の口から語られている。オフになると鎌田選手は、テレビなどメディアでの仕事が発生し、取材で質問されることも多いが、1時間話しても一部しか放送されなかったり、似たよう
「リモワ ストア 心斎橋店」でYOKO FUCHIGAMIが深夜のショッピング エスコートは柄本佑?2人が共演するスペシャルムービーを公開
FASHIONSNAP(以下、F):今日も着用されている「ポールハーデン シューメーカーズ(Paul Harnden Shoemakers)」で今年はスタートですね。 山口一郎(以下、山口):最近こればっかり着ています。今年は僕の中で「10年後も好きなもの」というテーマがあって、10年前も好きだっただろうし、10年後も好きだろうな、という視点でモノを選んできたんですよね。このセットアップが、そのテーマにもピッタリで。 F:一郎さんは以前からポールハーデンのセットアップに憧れがあるという話をされていて、前回のベストバイ企画でも「僕は、ポールハーデンの似合う男になりたい」と話していましたね。それを、今年ついに。 山口:10月にジョン・ガリアーノ(John Galliano)が来日していたじゃないですか。その時に着ていた服が気になって、よく行くお店の方に聞いたらポールハーデンだとわかったんです。
FASHIONSNAP(以下、F):「グッチ(GUCCI)」のシャツですね。いきなり登山用品が来るかと思いました(笑)。タグが変わってサバト期ですね。 光山玲央奈(以下、光山):登山用品はこのあと登場するのでご安心を(笑)。タグが変わるだけでもアイテムの印象ってガラリと変わりますよね。サバトが手がけたファーストコレクションのランウェイで登場したアイテムなんですが、詳細は分からず。というのも、店頭に並ぶアイテムがものすごく絞られていて、これも買いに行ったときに1着しか入荷してなかったらしいです。 F:ものすごくデリバリーが限られていたのは知っていましたが、本当に少数だったんですね。着心地はどうですか? 光山:ものすごくシェイプが効いていて、背筋がピンと伸びますね。ここ最近はコンフォートなパターンの服が多かったので、新鮮です。これは太れないぞと思いました(笑)。 F:サバトのコレクションを見て
FASHIONSNAP(以下、F):ミラノを拠点にする日本人デザイナー桑田悟史さんが手掛けるブランド「セッチュウ(SETCHU)」のGeisha コートとデニムパンツ。いずれも2024年秋冬シーズンのものですね。 小笠原拓郎(以下、小笠原):悟史くんは昨年LVMHプライズを取りましたけど、受賞する前、フリーランスセールスのノリ(平田典之)に「見てほしいブランドがある」と言われていたのがセッチュウだったんですよ。二つ返事で「いいよ」と伝えて、約束した直後にLVMHプライズを取っちゃって。私が取り上げなくても、もう世の中に広まったじゃないかと。 F:「ダブレット(doublet)」の井野さん(井野将之)以来となる日本人受賞者ですからね。それで最初にセッチュウを見た時はどう感じたんですか? 小笠原:最初は2024年春夏を見たのかな。「和洋折衷」というコンセプトはすごく面白いけれど、その時はもうち
今年のお買い物を振り返る「2024年ベストバイ」。15人目は韓国を拠点に活動するスタイリストのチェ・ユミ(YUMI Choi)さん。人気ガールズグループNewJeansのデビュー曲から現在までスタイリングディレクション&スタイリングを担当しています。2000年代の「STREET」や「CUTiE」を彷彿とさせるそのコーディネートは「Y2Kリバイバル」の火付け役ともなり、K-POPに関心の薄かったファッション好きも魅了。時代のムードを掴んだ懐かしさと新鮮味が融合したスタイルで幅広い層から支持を集め、世界的なトレンドをけん引しています。今世界が最も注目する“トレンドメーカー”が「今年買って良かったモノ」とは?
日本企業の方々と話をする中で、最も多く聞かれる質問がこれだ。 多くの起業家たちがシリコンバレーに来るが、その多くはテクノロジー系のスタートアップ企業を立ち上げる。しかし、これまでアメリカで「大成功」を収めた日本人スタートアップ起業家は、ほとんどいないのが現状だ。 ラーメンが大ブーム一方で、ここ数年、アメリカではラーメンが大ブームとなり、一杯20ドルもするラーメンに多くのアメリカ人が列をなしている。寿司も依然として人気で、回転寿司などの新しい形態の店舗が増加中だ。 さらに、丸亀製麺に代表されるうどんなど、他の日本料理も着実に知名度を上げている。 自動車、家電、寿司、ラーメンの次にアメリカで流行るのは?そんな中、現在アメリカで大ヒットしているMade-in-Japanの商材がある。それは自動車でも寿司でもラーメンでもなく、総合アミューズメント施設だ。日本語で言うところの「ゲーセン」とボウリング
今年のお買い物を振り返る「2024年ベストバイ」。12人目は、ライゾマティクスのファウンダーでStudio Daito Manabeを主宰するメディアアーティスト 真鍋大度さん。本企画3年ぶりの登場です。今年は大阪で開催した自身の大規模個展「Continuum Resonance: 連続する共鳴」をはじめ、Mutek バルセロナ、モントリーオール、メキシコの出演、アムステルダムのDekmantel Festivalの出演、Perfume結成25周年展のクリエイティブディレクション、坂本龍一の展覧会に向けたプロジェクトなど、例年に増して多忙な1年を過ごしたそう。国内外を飛び回っている真鍋さんに、スタジオ兼自宅で愛犬の"マメ"とともに、2024年のベストバイを振り返っていただきました。
FASHIONSNAP(以下、F):1点目は「コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)」のジャケットですが、メンズアイテムを愛用しているのですね。 小林由佳編集長(以下小林):2年前に編集部になり公式な行事も増えて、ジャケットを着用する場面が増えてきて…。いわゆるセットアップ的なウィメンズのジャケットではなく、でもデザイン性が高くてモード過ぎるのも、なんだか違うと思ってずっと探していたんです。そんな思いをしながら今年になって、たまたまコム デ ギャルソンのブティックでショップスタッフの方から「ジャケット探されているなら、メンズもオススメですよ」と言われて。 F:特にジャケットはサイズ感が気になるのでメンズアイテムが良いとは思いつかないですよね。実際、仕立ても違いますし。 小林:そうなんですよね。なので試着してみてしっくりはきたんですが、「着慣れていないメ
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