日付が変わってしまって「昨夜」になってしまったが、28日の午後9時から、TBSとテレビ朝日がともに「原発」を取り上げた番組をやっていた。テレ朝の方は『報道ステーションスペシャル』だったか、古舘伊知郎と長野智子が司会を務める「報道番組」だったが、TBSの方はビートたけしが司会で、原発賛成派と反対派の討論という形はとっていたものの、単なるバラエティ番組だった。 なにしろメンツがひどい。それも、原発推進側だけではなく、「反対派」の人選がひどかった。なんと武田邦彦とバ勝谷誠彦が出ていたのである。武田邦彦は東電原発事故の前までは紛れもない「原発推進派」の人間だったことは武田自身が認めているし*1、武田がネットに公開した記事についた「はてなブックマーク」*2を見ると、昨年(2010年)8月の時点でも「思いっきり原子力を推進していた」*3らしい。いわば「一夜にして『脱原発』派に転向した」人間といえる。