電子キーの車を狙った自動車盗を繰り返したとして、大阪府警捜査3課は3日、窃盗容疑などで大阪府東大阪市衣摺(きずり)の自営業、古川広明容疑者(42)ら男5人を逮捕、送検したと発表した。トヨタ自動車のプリウスやアルファードといった車種を中心に計41台(総額1億3千万円相当)の被害を裏付けたという。 同課によると、古川容疑者らは、駐車中の車をこじ開けて車内の電子機器を取り出し、「キープログラマー」と呼ばれる特殊な装置を使って機器を操作。別の電子キーでもエンジンが作動するようデータを書き換え、車に乗り込んで走り去っていた。府警は、新たな自動車盗の手口として警戒を強めている。 5人とも容疑を認め、「倉庫に持ち込んで車体番号を張り替え、盗難車と分からないようにして売った」などと供述。キープログラマーについては「外国人から70万円で買った」と説明しているという。 送検容疑は昨年3月上旬、同府岸和田市内の