並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 2 件 / 2件

新着順 人気順

ベートーヴェンの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • ベートーヴェン、森鴎外、井上靖…誰もが知る成功者たちの「イザという場面で逃げ出す」ダサすぎる一面 実力者にも多い現実から逃げてしまう"回避性"の人々

    どうしても現実から逃げてしまう「回避性」の人たちはどう生きてきたか。精神科医の岡田尊司さんは「作家や詩人など、誰もが知る成功者の中に回避性の傾向をもった人が少なくない」という――。 ※本稿は、岡田尊司『生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害』(朝日新書)の一部を再編集したものです。 期待されると逃げてしまう哲学者 『大衆運動』や『波止場日記』などで知られる社会哲学者のエリック・ホッファーは、生きるのが面倒くさいという状態に中年期まで悩まされた人だった。 自伝によれば、彼は心因性と思われる失明で、七歳から十五歳まで目が見えなかったので、ほとんど学校にも通ったことがなく、アルバイトや力仕事を転々としながら、読書と独学で知識を身に付けた。その才能や人となりに惹かれて、エリックを評価し、表舞台に引き上げようとする人は何人もいたが、そうした期待がかけられるたびに、彼は文字通り姿をくらまして

      ベートーヴェン、森鴎外、井上靖…誰もが知る成功者たちの「イザという場面で逃げ出す」ダサすぎる一面 実力者にも多い現実から逃げてしまう"回避性"の人々
    • 『ベートーヴェン弦楽四重奏曲第9番 op.59-3』

      わたしが尊敬する作家にアルフィ・コーンがいる。彼の名著 『競争社会を超えて』 に、こんな言葉が書かれている。 「(わたしは)いわゆる構造的な競争と意図的な競争を区別したほうがいいと思う。前者は状況について語ったものであり、後者は態度について語ったものである。構造的な競争は、勝利/敗北の枠組みをとりあつかうもので、外在的なものである。それにたいして、意図的な競争は、内在的なもので、ナンバー・ワンになりたいと思う個人の側の願望にかんするものである」 ベートーヴェンはボンからウィーンに移って以来、ずっとナンバー・ワンになるために努力してきた。その願望は純粋に内在的なものだった。ところがその願望は自然に、彼を構造としての競争世界にも投げ入れることになる。 すなわちピアニストとしてのライバルたちとの競争である。彼はそんな他者との競争を繰り返して、音楽家としてのし上がった。それは武士の一騎打ちにも等し

        『ベートーヴェン弦楽四重奏曲第9番 op.59-3』
      1