なぜ学校では、理不尽な指導が当たり前のように行われるのか。ある県立高校では「女子生徒の下着は白色だけ」というルールが守られていたが、校則にその規定はなかった。いったい誰が決めたのか。川田公長さんが書いた『素人校長ばたばた日記』(三五館シンシャ)から一部を紹介する――。 統廃合危機で挑む「魅力ある学校づくり」 就任2年目の夏、県立高校の入学試験を担当する教育振興課の職員が本校を訪問した。校長室で世間話をしたあとで次年度の募集定員(※1)の話題になった。 「海斗商業高校の定員は現在1学年4クラス160人ですが、来年度は1クラス減の3クラス120人とすることになりました」 1年目に募集定員を割ってしまったことから、クラス減についての危機感はあった。とはいえ、こんなにも早く決定されるとは……。あまりに唐突な通告に、自分でも驚くほど動揺していた。 職員は続けて、募集定員を決定した理由や経緯について説