Published 2024/11/07 16:34 (JST) Updated 2024/11/07 16:49 (JST) 【キーウ共同】米大統領選でのトランプ前大統領の勝利を受け、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で6日、戦死者遺族や兵士がロシアとの戦争の先行きに不安を吐露した。ウクライナ支援に消極的で交渉による戦争終結を訴えてきたトランプ氏に「奪われた領土の放棄を迫られるだろう」と悲観。「犠牲になった兵士の思いが無駄になる」と悲痛な声も漏れた。 キーウ中心部のマイダン(広場)。戦死者を追悼する無数の小旗が寒風にたなびく。2022年2月から続くロシアの侵攻で犠牲になった兵士を悼む象徴的な場所になっている。オレナ・ドラトフさん(27)は、いとこのアルベルタさん(26)のために小旗を立てた。 兵士だったアルベルタさんはロシア軍の攻勢が続く東部ドネツク州で今年8月に犠牲になった。オレナさんは