「過去最高って言ってもいいのかもしれないですね。数年前なら誰が出ても優勝していたんじゃないか、というレベルの高さでした」 大会の締めに審査員のダウンタウン松本人志がこう語るほど、2019年のM-1は沸いた。では何がこの“神回”を作ったのか。出場した漫才師たちのインタビューから、その答えに迫っていく。 史上最高の681点――ミルクボーイの漫才に会場が揺れた直後、8番目に出てきたのがオズワルドだった。「ミルクボーイさんがめちゃめちゃ関西の感じだったので、僕らはめちゃめちゃ東京の感じでやりました」とネタ後に語っていた2人。