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プライムデーセール
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昨今、お笑い賞レースが真っ盛りだ。この週末も大型賞レースが立て続けに放送された。まず6月28日には、『ツギクル芸人グランプリ』(フジテレビ)が。ファイナルでは史上稀な大接戦で豆鉄砲が栄冠を手にした。翌29日には、朝日放送で『ABCお笑いグランプリ』が開催。今年で46回目を迎える歴史ある大会だ。こちらは本命視されていたエバースが文句なしの強さで優勝した。こうした賞レースは、芸人たちのチャンスが増えるため歓迎すべきことだろう。だが、一方でネタが“消費”され、芸人たちが疲弊してしまうという側面もある。また、“競技化”の良し悪しも語られることが少なくない。 そんな中、もうひとつの賞レースが、同じ日に放送されていた。「地上波の最果て」を自称するTOKYO MXで今年から始まった『MXグランプリ』だ。これは「マニアックな異端者たちの逆襲」と銘打たれた「カタヤブリな芸人の中から、“笑いの破壊力No.1”
「リョウジをぶっ飛ばす党」の首謀者の男子生徒Aとリョウジくんの出会いは小学校1年生の頃だった。 「1年生の頃はAとは仲が良くて、毎日のように一緒に遊んでいました。ただAは元々イジメっ子気質で、“突然殴ってきた”や、“人の悪口を言っていた”、“〇〇に意地悪していた”などの嘘の噂を流したり、仲間外れにしたりしていました。Aがイジメていた同級生は、息子の幼なじみだったこともあり、息子には『その子にひどいことをしないように』と伝え、学校に相談したりしていました」(母親、以下同) Aから「裏切者」と言われるようになった“ある事件” Aのイジメのターゲットがリョウジくんに向き出したのは2年生のある“事件”がきっかけだ。リョウジくんが、イジメられていた幼なじみと登校中にAが急に幼なじみに殴りかかり、殴り合いになった。しかしAの保護者は学校に「一方的に殴られた」とトラブルを訴え、調査がされた。リョウジくん
「ママ友から『娘から、リョウジくんへのイジメがひどいことになっていると聞いた』と言われ、娘さんと電話で話して『ぶっ飛ばす党』のことを聞いたときは驚きました。3年生の頃から仲間外れなどの被害が悪化して、学校も『見守っている』とは言っていましたが状況が改善するどころか悪化し、恐ろしいグループまでできていたんです」(母親) グループが作られたきっかけは、ある女子が「担任の先生をぶっ潰す党」を作ろうと言ったことが発端だという。このグループ自体はリョウジくんへのイジメとは関係なかったが、イジメのターゲットがリョウジくんに向いた時に「リョウジをぶっ飛ばす党」ができたという。 「打倒!リョウジ党には『スパイ係』『戦闘係』『情報係』『分析係』の4つの部門が…」 イジメグループは「打倒!リョウジ党」と呼ばれることもあったというが、その異様な組織について母親はこう語る。 「イジメの中心人物のAのほかに、グルー
あまりに陰惨な過去に、さらにその過去が何十年も隠されてきたことに衝撃を受ける。かつて満州に渡った女性たちが受けた性暴力。この事実を無かったことにはさせまいと、長年沈黙を強いられてきた被害女性らが声をあげ始めた。 戦時中、岐阜県から満州に渡った黒川開拓団は、敗戦時に関東軍から見捨てられ、過酷な状況から身を守るため満州に侵攻していたソ連軍に助けを求めた。だがソ連軍は見返りに兵士の「性の相手」を求め、15人の未婚女性が差し出される。「性接待」の名の下で性暴力を受けた女性たちは帰国後も偏見の目に晒され、口を噤むことを余儀なくされた。この事実を記録したのがドキュメンタリー映画『黒川の女たち』。松原文枝監督が取材を始めたのは、被害女性たちが自ら口を開き始めたことに感銘を受けたからだ。
井口 深夜2時ぐらいの番組だと視聴率なんてほとんどないから、そういう別の指標があってもいい気はします。でも、配信ではとにかくエロい感じのやつが伸びてきてるから、そういうのは気持ち悪いです。『バラバラ大作戦』(テレビ朝日の深夜バラエティ枠)なんて大半それなので。女性アイドルが「実はAV見てます」って発言した回がやたら伸びてたりとか。 「僕はエロく見られてない中では相当がんばってる」 ――エロに負けちゃう? 井口 結局みんなエロいんだけど、AVとかは素直に見られないから、バラエティで満たされようとする。そこで満たそうとすんなよ、っていうのは思いますね。スタッフはみんな嘆いてるんですよ。どうしてもエロの方が伸びちゃうから。 ——やっぱり配信だとサムネイルだけを見てクリックされるかどうかの戦いになるから、どうしてもそういうのが強くなるんですかね。 井口 そこを何とか覆していきたいです。結局、僕なん
『M-1グランプリ2022』王者のウエストランド・井口浩之(42)と『水曜日のダウンタウン』『家事ヤロウ!!!』などを手がける構成作家の飯塚大悟。この2人によるお笑いナタリーの対談連載が『書籍!! 今月のお笑い ウエストランド井口と作家飯塚のお笑い界ひねくれ大解説』(宝島社)として書籍化された。口を開けば誰かの悪口と批判をまき散らす毒舌芸で知られる井口は、今のお笑い界にどんな不満を持っているのか?
セブンプレミアム「極ふわタオル」、ローソン「やわらかロングタオル」、アマゾンで限定発売されている「タオル研究所」。近年、数々のヒット商品を立て続けに生み出し、タオル業界で旋風を巻き起こしているのが、「伊澤タオル」だ。6月20日には、東証スタンダード市場へ新規上場を果たしている。 東京証券取引所に上場(PR TIMESより) 「今治タオルなど、百貨店などで贈答品として購入される高級ブランド品とは一線を画し、日用品タオルの開発・製造に特化。大手スーパーやコンビニ、EC事業者などのプライベートブランド製品を数多く手掛け(OEM)、売り上げを伸ばしてきた。2025年2月期の売上高は98億円を計上し、15年前の2010年と比べ、約12倍の売上増を達成しました。中でも『タオル研究所』は累計販売数2000万枚を突破し、アマゾンの売れ筋ランキングでは7月11日時点でトップ3を独占しています」(経済誌記者)
文藝春秋電子版(現・文藝春秋PLUS)で連載されたジャーナリスト・秋山千佳氏による「ルポ男児の性被害」。追加取材を加え、今年7月に『沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち』として一冊の本にまとまった。連載当時、驚異的なアクセス数を記録した塚原たえさんの記事から一部抜粋してお届けします。 ◆◆◆ 「和寛は死んでも構わない」 「周りの大人が厄介事に巻き込まれたくなくて手を差し伸べなかったのは、ジャニー喜多川氏の問題と一緒ですよね」 2023年9月。日の差さない貸会議室で、ある女性の回想に、私は頷いていた。 彼女のSNS上のアカウント名は「T.T」。横書きだったので泣いている顔文字だと、私だけでなく他のフォロワーも思っていただろう。 彼女が匿名発信している内容が、父親から受けた性虐待のことだったからだ。 取材というリアルの場に現れても、カメラマンがいる間はマスクを外さなかった。2人きりになると
〈政治はロックだ!〉 2月中旬にお披露目された参政党の新ポスター。神谷氏の両隣には、党を次々と去った初期メンバーに代わり、凜々しい顔つきでこちらを見つめる女性2人が。一体誰? 政治部記者が語る。 「昨年10月の衆院選で、参政党は比例3議席を獲得。新たに議員バッジを得たのが北野裕子氏(39)と吉川里奈氏(38)でした。ポスターで神谷氏の両脇を固めるのもこの2人。いまでは“神谷ガールズ”と呼ばれ、党の広告塔の役割を果たしています」
北海道南西部の倶知安町は、富士山に似た「蝦夷富士」とも称される羊蹄山(標高1898メートル)のふもとの町だ。美しい景観に加え、陸上自衛隊駐屯地としても知られる。 「その羊蹄山の麓で6月初旬、林地開発許可を得ないまま森林法に違反する3.9ヘクタールの伐採が進んでいたことが発覚。現場では建築物も造られ始めていました。連日、地元テレビ局のニュースを賑わせる騒動になっています。北海道は事業者に対して、工事の停止を勧告しました」(地元行政関係者)
共同通信が7月5・6日に行った世論調査で、比例代表の投票先として立憲民主党を抜き2位となった参政党。なぜここまで人気があるのか。代表の神谷宗幣氏の足跡や党の金の流れ、謎めく女性議員や地方議員の素顔とは。そして神谷代表の元公設秘書の自死の理由や、関係者が実名で告白した“一斉離党”の理由とはーー。 参政党の“正体”に迫った「週刊文春」の記事をまとめました。
7月20日投開票の参院選で、“台風の目”となりそうな参政党(神谷宗幣代表)。共同通信社が7月5日、6日に行った世論調査では、比例投票先として自民党に次ぐ2位に急浮上するなど、支持を拡大させている。 神谷氏や妻の会社への巨額支出が明らかに そんな参政党で、大きな収入源となっているのは、個人向けのイベントやパーティーでの収益だ。寄附も多く、2023年は個人献金で約1億3000万円を集めた。これは共産党(約5億円)、自民党(約3億円)に次ぐ数字だ。 では、こうして得た政治資金はどのように使われているのだろうか。「週刊文春」は今回、参政党が設立された2020年以降の政治資金収支報告書を徹底検証。すると、神谷氏個人や神谷氏の妻が代表取締役を務める会社への巨額支出が明らかになった。
「参政党はお金に関してはスーパークリーンです!」 党公式YouTubeで、神谷代表はこう豪語する。そこで実際に収支報告書を読み解くと――。 「企業・団体献金を受け取らない参政党の収入源は、個人向けのイベントやパーティーでの収益。寄付も多く、2023年は個人献金で約1億3000万円を集めました。これは共産党(約5億円)、自民党(約3億円)に次ぐ数字です」(政治部記者) 寄付を募る手段の1つにクラウドファンディングがある。今年5月からのクラファンでは、約1億6000万円を集めている(7月8日現在)。 では、こうして得た政治資金はどのように使われているのだろうか。
石丸伸二氏が代表を務める地域政党「再生の道」。国政進出を目指し、10人を擁立して参院選に挑んでいる。だが、石丸氏が一手に担う党運営の現状に、内部からは不満が噴出しているようだ。 6月8日、再生の道の参院選比例候補者・小林学氏(51)は、YouTubeに登場し、石丸氏への思いの丈を50分以上にわたりぶちまけていた。アーカイブは残されていないが、今回、『週刊文春』はその音声を入手した。 「深夜、YouTubeチャンネルに『ボカシ』というニックネームで小林さんが登場した。視ていた人数はごく僅かでしたが、誰もが視聴できる空間だったので、驚きました。『ボカして話します』と、登場人物も隠語で呼んでいましたが、たとえば石丸さんを“師匠”や“社長”と、誰が聞いても分かる隠語で呼んでいた。石丸さんへの評価などについて、かなりぶっちゃけていました」(動画視聴者) 「HPもまだないんですよ」 例えば、石丸氏の仕
旅行で四国を訪れ、室戸岬に向かって国道55号を車で走っていた時のこと。ふと海のほうに視線を向けると、異様すぎる光景が目に飛び込んできた。アスファルトで舗装された道路が、地面から垂直に立っていたのだ。上空から降ってきた道路が、そのまま突き刺さっているようにしか見えなかった。
自らのSNSでYahoo! ショッピングの宣伝めいた投稿を繰り出した“コメ大臣”。その背景には一体、何があるのか。取材を進めると、大臣がLINEヤフーの有力幹部たちと極めて近い関係にあることが発覚した。そして――。 ▶︎「進次郎演説に涙」川邊会長迎賓館でサウナ&BBQ ▶︎総裁選選対にLINEヤフー執行役員がいた! ▶︎進次郎一派のパー券を買う謎団体、ライドシェアでも… ▶︎IPO狙い資産2.7億円 滝クリ母が語る「米よりパン」 都内から車でおよそ2時間の千葉県館山市。内房の海を望む一角に、日本を代表するIT経営者、川邊健太郎氏(50=現LINEヤフー代表取締役会長)の“迎賓館”がある。 2023年2月、仲間内で「館山Base」と呼ばれるこの場所に5人の男たちが集まった。猟師としての顔も持つ川邊氏が得意のジビエ料理を振る舞ったのは、議員事務所や行政機関でのインターンシップに特化したNPO法
昨年9月に行われた自民党総裁選において、小泉進次郎氏(44=現農相)の選挙対策本部メンバーに、LINEヤフーの上級執行役員がいたことが、「週刊文春」の取材でわかった。小泉氏は先日、自身のX(旧Twitter)で銘柄米に関するLINEヤフーのキャンペーンを宣伝するような投稿をしていたことが物議を醸していただけに、波紋を呼びそうだ。
さらに同年の衆院選では東京都知事だった父親の石原慎太郎氏が国政復帰をした。伸晃氏がピリッとしないから父親がまた国政に出てきたように見えた。政界に第三極の波が起きた。さらに俳優の山本太郎氏が伸晃氏の東京8区から出馬。1年後に山本氏は政界入りし、現在はれいわ新選組の党首である。なんという伸晃氏の政界再編力だろう。本人の知らないところで。 圧巻は2016年の東京都知事選だ。小池百合子氏が立候補して保守分裂。小池氏は自民党東京都連にケンカを売ってブームを起こした。当時の都連会長は伸晃氏。またしても本人の意思とは関係なく政局のかませ犬となった。 2021年の衆院選でも大きな動きがあった。伸晃氏の東京8区は野党共闘を巡り一気に注目選挙区になってしまったのだ。伸晃氏は落選。また政界を動かした。本人の意思とは関係なく。 驚くのはこの後だ。伸晃氏は東京8区ではなく2025年の参院選へのくら替え出馬を目指す考
文藝春秋PLUSで「僕の前立腺がんレポート」を連載中だった、医療ジャーナリストの長田昭二さんが、6月14日午後6時30分、前立腺がんのため、享年59にて逝去されました。 6月14日に亡くなった医療ジャーナリストの長田昭二さん ©文藝春秋 自宅で親族に見守られながら 長田さんは5月下旬からパソコンの前に座っていることも難しくなり、ベッドで横たわりながら執筆していたことは、6月1日に公開した連載第25回に書かれている通りです。 公開前夜まで、記事のプレビュー画面をスマホで繰り返し確認し、編集部には細かい誤字の修正が何度も届いていました。3日には、編集者との打ち合わせのため、文藝春秋本社を訪れています。 ご親族によると、急激に体調が悪化したのは6日からでした。さらに、8日から言葉が出にくい症状が出て、脳梗塞が疑われました。入院や検査を勧められましたが、最後までご自宅で過ごしたいとの意思は強く、本
――本作を作られたきっかけについて、まずお話しいただけますか。 青柳拓(以下、青柳) きっかけは2022年の6月、町山智浩さんがTwitter(現X)で、「水道橋博士の選挙を映画に撮ってくれるドキュメンタリー映画作家の方はいませんか?」という募集をされていたことでした。町山さんと博士は友人で、またその直前に水道橋博士さんがれいわ新選組から参議院議員選挙に出るというニュースは見ていたので、へーっとなったんですけど、それから少しして、町山さんから僕に直接メールが来たんです。「青柳監督はご興味ありますでしょうか?」と。自分が選挙のドキュメンタリーを撮れるかということについては正直不安でしたが、博士は「面白い選挙にする」と豪語しているらしく、そこにわくわくして、快諾をしたんですね。当時は、博士のことはテレビでよく見る芸人さんといった程度の知識で、よくは知らなかったのですが、まずは会おうと思い、その
全国で200店以上を展開するラーメンチェーン「天下一品」が、6月末をもって都内23店舗のうち7店舗を閉店する。なお同ブランドは昨年6月にも6店舗を閉鎖しており、1年間で都内の店舗数がほぼ半減したことになる。 1981年に京都で創業した天下一品の「こってりスープ」は他チェーンにない独自のもので、熱烈なファンも多い逸品だ。閉店が相次ぐということは、その味や集客力に陰りが見えたのかと疑う人もいるだろう。これまで天下一品を愛してきた人々にとって、今般の一斉閉店は「衝撃」以外の何物でもない。 しかし、閉店を予定している新宿西口店、池袋西口店、吉祥寺店などが、店としての活気を失っている様子はない。そもそも、ここ1年で閉店した店舗は運営元の直営店ではなく、フランチャイズ店舗だと、各社がすでに報じている。つまり、昨年6月の閉店分も含めて都内13店、首都圏全体で16店という大量閉店の真因は「天下一品の凋落」
パンダ返還に揺れる和歌山県白浜町の男性町議に不倫、自死トラブルが起きていることが「週刊文春」の取材で明らかになった。現職最年少のこの町議は、2022年にトップ当選を果たした黒田武士氏(48)。黒田氏本人が「週刊文春」の取材に応じ、事実関係を認めた。
◆◆◆ 法廷で犯人を射殺した「母親の数奇な人生」 事件はマスメディアに大きく取り上げられ、世界中のテレビクルーが事件報道のためにリューベックを訪れた。マリアンネは、約10万ドイツマルク(当時の日本円で約845万円)で、ニュース週刊誌『シュテルン』に自身の半生を記事として売り込み、その報酬で弁護士費用を賄う。そこで取り上げられた彼女の半生は壮絶なものだった。 マリアンネは1950年、西ドイツのニーダーザクセン州ヒルデスハイム近郊の小さな街ザルステットで生まれた。父親はナチス・ドイツの武装親衛隊(SS)の構成員で、典型的な権威主義者。毎晩のように自宅近くのバーで泥酔し、家族を罵倒した。 モラハラが限界に達したところで両親が離婚し、マリアンネは母に引き取られる。が、ほどなく母が再婚した男性も実父に引けを取らない独裁主義者で愛情が注がれなかったばかりか、9歳のときには性的暴行を受ける。 その事実を
みんな大好きファミリーレストラン。メニューを開けば和洋中の食事メニューに軽食からおつまみ、デザートまで、中にはドリンクバーやアルコールを楽しめる店まである。このようにファミレスという業態は「何でもある」ことを強みとして、支持を獲得してきた。 いわば「総合型」を大きな特徴とするのが従来のファミレスだが、昨今は特定のアイテムやジャンルに絞った「特化型」にシフトしつつある。本稿では、時代の流れとともにみられるファミレスの変化を考察しつつ、一方で中小の飲食企業や個人店まで「ファミレス化」していることについて考えたい。 吉祥寺に登場した「香港式ファミレス」とは何か? 4月、東京・吉祥寺に「洋洋冰室(ヤンヤンビンサ)」という飲食店がオープンした。同店が謳うのは「香港式ファミレス」。西洋と中華が融合したこだわりの香港フード&ドリンクが楽しめるという。ずいぶんとコンセプチュアルなファミレスができたな……と
三宅氏は政治資金収支報告書に251万円の不記載があった。しかし当の三宅氏は演説で、最後まで自身の裏金問題に触れなかったという。聴衆の「説明しないのはダメ。どういう事情があろうと」という感想が印象的だった。 おさらいすると裏金問題は都議会自民党にもあった。自民党都議たちでつくる政治団体「都議会自民党」が、2019年と2022年に政治資金パーティーを開いた。都議らがパーティー券の収入の一部を「中抜き」し、裏金としていたというものだ。この件を昨年末にスクープし、調査報道を続けてきたのが「地元」の東京新聞だ。 ※東京地検特捜部は1月、計約3500万円を記載しなかった政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で会計担当職員を略式起訴。職員は有罪が確定した。 裏金を何に使ったか。ほとんどの都議が「使っていない」と弁明していたが、東京新聞の取材に「ウソだった」「使っていた」と証言した人もいた。世の中から見えない
またしても発覚した大物ジャニーズタレントの不祥事。女帝の寵愛を受け、芸能界を駆け上がった男はどこで道を誤ったのか。徹底取材で明らかになった、複数の猥褻事案と、裏の顔。そして彼の盟友が明かした言葉とは? ▶︎男性ADを「全裸で川に」年イチ“恐怖のキャンプ” ▶︎ジュリーの推し 24年連続紅白、700万高級車も ▶︎「美談になってよかったよ」元TBS妻と5億円豪邸 ▶︎「松岡に恥をかかせる」イジメ仲間 山口達也を直撃 6月20日午前――。東京・汐留にある日本テレビ本社では、臨時の取締役会が開かれていた。福田博之社長以下、日テレの幹部らが顔を揃える中、国分太一(50)の番組降板について、報告がなされた。前夜から芸能マスコミの間に、国分について、何か緊急の発表があるらしいという噂が駆け巡り、局に問い合わせが殺到していた。 「コンプライアンスに違反する可能性が高い」 「経営判断として、降板していただ
阿部サダヲとは『あんぱん』でも共演(ドラマ『不適切にもほどがある!』〔TBS、2024年〕公式Xより) プロデューサーの磯山晶氏は、ドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の第1話を観て「この人、凄い」と心を奪われ、キャスティングしたという。同ドラマで共演した錦戸亮の「河合優実さんという女優はすごい」という言葉も後押しになった(「スポニチアネックス」2024年2月24日)。 共演の錦戸亮と(ドラマ『不適切にもほどがある!』〔TBS、2024年〕公式Xより) ドラマの中でタイトルが登場する『毎度おさわがせします』(1985年)や『積木くずし』(1983年)のDVDを観て撮影に臨んだ。驚かされるのは、過去の作品を観て掴んだ「昭和っぽい身体」を演技に取り入れようとしたことだ。 「当時の女の子は発声というか、喋り方がちょっと違うように感じたんです。それから一般的に“おばさんっぽ
「沖縄戦のこと、あなたは知っている?」 「沖縄のこと、沖縄戦のこと、あなたは知っている?」 携帯電話越しに、96歳になるとは思えないはっきりとした口調で、まず筆者はこう質問された。重ねて、「沖縄の歴史、地形もわかっていてそこを歩いたこともありますか?」とも。知っているとは言い切れないですが、自分なりには学んできたつもりです、と答え、これまで戦争体験者たちから聞いてきた証言を書く意図について説明するのが精一杯だった。 声の主は、翁長安子さん。昭和4年生まれ。戦中は、沖縄県立第一高等女学校(一高女)の2年生だった。一高女には、沖縄師範学校女子部という教員養成校が姉妹校としてあり、キャンパスや校舎を共有、校歌も一緒だった。 県立第一高等女学校入学時の翁長さん(本人提供) 両校の愛称は「ひめゆり」。優秀な少女たちが集ったが、戦争末期、兵力不足に悩む日本軍は彼女たちをも動員、「ひめゆり学徒隊」を作り
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