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マンガ大賞候補作は
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「秋本氏は千葉県の富里市議時代、法政大の大学院に通っていました。そこに特別講師として現れたのが、“脱原発”が持論の河野太郎氏(現デジタル相)。その河野氏から『お前、国会議員になれよ。俺と一緒に働こう』と誘われ、国政への転身を決めたそうです。以降『河野太郎はアニキ』と公言し、“河野最側近”として永田町では知られてきました」(政治部記者) 2020年出版の著書『自民党発! 「原発のない国へ」宣言』には、河野氏が「自民党一の『脱原発』男だ」と推薦文を寄せている。2021年の総裁選でも、河野選対の中枢を担っていた。 その秋本氏が代表を務める「自由民主党千葉県第九選挙区支部」は2013年度以降、千葉市北部に位置するJR都賀駅から約2キロの場所に事務所を構えてきた。約120坪の敷地に佇む2階建ての建物には、秋本氏のポスターなどが貼られている。 問題の地元事務所 ©文藝春秋 ただ、事務所は、千葉市が定め
『週刊文春』が1月26日発売号で報じた、厚生労働省所管の公益法人「全国国民年金基金」に、厚労省や社会保険庁の後継組織・日本年金機構からの“年金官僚の天下り”が続いていた問題。本件は、国会でも取り上げられ、公募の募集条件が年金官僚に有利に設定され、事実上の天下りが継続しているとの指摘について、加藤勝信厚労相は31日の衆院予算委員会で「公募の募集要項を見直していく」と答弁した。ただ今回、全国国民年金基金とは別の、47都道府県にある社会保険協会(社保協)でも、まったく同じスキームで“天下り”が行われていることが「週刊文春」の取材でわかった。 社保協は、厚生年金や健康保険の普及を目的とし、戦後しばらくして厚生省(現厚労省)認可の公益法人として、各都道府県に設立されていった。1952年には、その上部組織として全国社会保険協会連合会(以下、全社連)も設立されている。
2023年に入って新橋・虎ノ門界隈の立ち食いそば屋は寂しい状況が続いている。虎ノ門「峠そば」は1月19日に閉店。「大吉田」は昨年の秋から休業したままである。今年の干支を名のる店「うさぎや」は元気だろうか。挨拶を兼ねて大寒波の中、3年ぶりに訪問してみることにした。 「うさぎや」は新橋駅から桜田公園を通過し環二通り(マッカーサー通り)を渡り少し歩いた所にある。先代の1915(大正4)年の兎年生まれの卯三郎さんが1951(昭和26)年の兎年に創業した。最初は菓子類を売る食堂としてスタートし、1972(昭和47)年から立ち食いそば屋に業態を変えて51年目になる。
文春の報道のあとに新聞各紙も記事にした。すると中条氏本人もアレだけど所属する日本維新の会の対応も「?」なことがわかるのだ。維新の藤田文武幹事長は「未納期間の調査には数カ月かかる」と説明したのである(東京新聞1月25日)。 年金の記録を調べるのに数カ月かかる? なんでそんなに? この記事では大阪政治に詳しいジャーナリストの吉富有治氏が維新の対応について、 《「調査に数カ月かかるというのは、4月の統一選後に先送りしていると受け取られかねない。既成政党に染まったようだ」とあきれ、「このままでは維新が年金制度や高齢者問題について語っても、何の説得力もない」とも語った。》 いかがだろうか。中条氏には「議員会館から新曲宣伝会見」という報道もあり、これら自覚の無さは議員として致命傷になるだろうが、そんなことよりも調査を「4月の統一選後に先送りしている」と言われてしまう党の振る舞いが浮かび上がってきた。た
『寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ』(こかじさら 著)WAVE出版 「とっとと逝ってくれ、と毎日のように思っています。でも最初は、こんなふうに親のことを書いて叱られないかしら? と不安もありました」 両親と叔父叔母夫婦という平均年齢90歳の4人を介護している、小説家でフリーライターのこかじさらさん。このたび上梓した『寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ』は、そんな奮闘の日々を綴ったエッセイだ。 こかじさんが、年老いた両親の面倒をみるために千葉県館山市の実家に戻ったのは2019年春のことだった。その半年後、房総半島に台風15号が上陸、大停電が起きた。 「幸いなことに我が家の被害はたいしたことはありませんでした。ただ、屋根の上にあるアンテナが少し傾いたらしく、NHKが映らなくなったんです」 当時89歳だった父は、「これじゃあ相撲が見られねーだろ! 早く電気屋を呼べ!」と、まるで
かつて、水曜夜7時30分からの90分間、子どもたちをテレビの前に釘付けにした「川口浩探検シリーズ」(1978~1985年)。未知との出会いを巡る男たちの冒険は、「ヤラセ」と揶揄されることもあったが、そこに「真実」はあったのであろうか。 ここでは、時事芸人のプチ鹿島さんが「川口浩探検シリーズ」の裏側に迫った『ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実』(双葉社)より一部を抜粋。当時、探検隊として番組出演もしていた放送作家の藤岡俊幸が語る「真実」とは——。(全2回の1回目/後編を読む) ロケ1本に40万、拘束期間は数カ月 藤岡にとって、川口浩探検隊の“物語”は、放送作家として駆け出しだった彼の青春記そのものだった。 「そうですね。今どきここまで一つの番組に関わってる作家っていないですよね。今の放送作家って、1本の番組の会議だけ出てアイデアを言うとかだけですし。僕、水スペしかできなかった
かつて、水曜夜7時30分からの90分間、子どもたちをテレビの前に釘付けにした「川口浩探検シリーズ」(1978~1985年)。未知との出会いを巡る男たちの冒険は、「ヤラセ」と揶揄されることもあったが、そこに「真実」はあったのであろうか。 ここでは、時事芸人のプチ鹿島さんが「川口浩探検シリーズ」の裏側に迫った『ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実』(双葉社)より一部を抜粋。番組の黎明期から関わり、隊員として出演もしていた小山均が語る「真実」とは——。(全2回の2回目/前編を読む) 「みんなはどこまで喋ってるの?」 まずこれまで取材に応じてくれた元隊員の名前をあげながら小山に取材意図を説明した。世の中からは時として半笑いにされていた川口浩探検隊かもしれないが、そこにエネルギーがあったことは確かではなかったか。そして視聴者のテレビを楽しむメタ目線を生んだのは、この番組の功績が大きいの
モータリゼーションによる輸送手段の変化や地方都市の過疎化などの影響で、昭和から平成にかけて多くのローカル線が廃止されてきた。戦後から75年の間に、およそ400もの路線が姿を消したという。 石川県小松市にかつて存在していた「尾小屋鉄道」も、移り行く時代の流れに飲まれて廃線となった鉄道のひとつだ。 しかし、1977年の廃線から45年以上たった今も遺構が残り続けており、熱心なファンが遠方から訪れるほどの人気スポットとなっている。 いったい、尾小屋鉄道の遺構はどのような形でその姿を保ち続けているのか——。 文春オンライン移動編集部は石川県小松市を訪れ、「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」の会長・坂井稔樹さんの案内のもと、現地を探訪した。 尾小屋鉄道開業当時の客車が保存された「ポッポ汽車展示館」 スタート地点は、尾小屋鉱山資料館に併設されている「ポッポ汽車展示館」。尾小屋鉄道の蒸気機関車「5号蒸気機関車
《スクープ撮》元NGT48荻野由佳(23)が“未来のサッカー日本代表”松尾佑介選手(25)とお泊り愛「別れたりくっついたりを繰り返してる。いまの関係は…」
安済 はい。千束とたきなのオーディションだったのですが、いただいた資料に書かれていた世界観にすごく感動したんです。だから「この2人の役じゃなくてもいいから、この作品に出たい!」と思いまして、千束とたきな、両方受けました。 若山 私はたきなだけを受けさせていただこうと、テープを送って……。 安済 一本釣りだね! 若山 カツオみたいに言わないでください!(笑) 安済 ごめんごめん(笑)。その後、「掛け合い」のオーディションがあったんです。この作品は掛け合いが大事なので、と。 若山 だから技術的なことよりも、相手の話した言葉をどう返すか、ということを考えていました。 井ノ上たきな役の若山詩音さん(左)、錦木千束役の安済知佳さん ──それで合格されて、お2人で何か話し合われたことはありましたか? 安済 コロナもあったし、芝居についてはあまりなかったですね。役が決まったときに別の作品で詩音ちゃんと一
「国宝級イケメン」とも称される若手俳優の神尾楓珠(23)。年末から仕事の降板・キャンセルが相次ぎ、ファンから心配の声が上がっている。彼の身に何が?
政府の価値観から外れたものは、たとえ超一流の経営者だったとしても「表舞台」から消えてしまう……そんな中国の特殊環境を楽天・三木谷浩史氏が解説。 「週刊文春」で連載中の三木谷氏による人気コラムを単行本化した『未来力 「10年後の世界」を読み解く51の思考法』より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む) 中国でビジネスをしている知人が以前であれば、少し冗談めかして口にしていた言葉がある。 「あの国では『金』『地位』『名誉』の3つのうち、どれか2つを選ばなければならない」 でも、最近、この言葉をめったに聞かなくなった。 中国はこれまで、反資本主義的な思想の中に科学技術を上手く取り入れ、AIやICT、暗号資産、さらには宇宙開発といった分野への投資を後押ししてきた。宇宙開発などはそう簡単にリターンは望めないような事業だけれど、目の前の損得にはあまりこだわらず、「未来」に向けてのビジョン
1 「どこにもない情報を求めるなら、国税当局を取材すればいいですよ」。ネットメディアの編集長や週刊誌の辣腕記者たちにそう勧めてきた。 国税庁は個別事案の発表を拒む役所なので、手つかずの膨大な情報が眠っている。ネットや雑誌記者はもっと腰を据えた発掘が必要ではないですか、と私は彼らに言っているのだが、なかなか容れられない。目指す報道のベクトルが、彼らと私のいた新聞社とでは異なっているし、そもそも記者の数が圧倒的に少ないからである。 だが、徴税の現場には濾過されていない情報だけでなく、インサイダーにしか見えない光景が広がっている。会議一つをとってもそうだった。 東京国税局の税務署長会議は、毎年7月の人事異動の後などに開かれていた。これは10年ほど前のことで、コロナ禍のいまではウェブ会議システムやデータのネット配信も導入されているが、当時の署長の前には分厚い極秘資料が配られ、課税第一部(個人部門)
《ルフィ広域強盗事件》収容所にいたX氏が明かす容疑者らの“惨忍な素顔”「『娘とヤリたい』覚せい剤で“頭がぶっ飛んでいた”」「フィリピン人彼女に豪邸や高級車、盗品ロレックス…」
TVガンダムシリーズで初の女性主人公、しかも学園モノという新規性や、迫力あるモビルスーツ戦(プラモデルも売り切れが続出)など魅力の多い作品だが、それだけではない。 SNSが占拠されることで“流行っている感”が生まれ、多くの人と共有しながら作品を楽しむための環境作り。その方法を一言で言えば、全話配信をせず、昔ながらの方法で毎週1話ずつ放送することだった。 最初に流行ったのは、全話を一気に見るスタイル 「倍速・タイパ」と呼ばれる視聴スタイルとは真逆のこの方法によって視聴者が最初に作品を見るタイミングをいわば強制的に揃え、SNSを占拠する。さらにSNSで言及してもらいやすくするための仕掛けも作品内に張り巡らせ、放送後のタイムラインをファンアートや流行りのフレーズで埋め尽くしてもらう。「リフレイン(繰り返し)消費」とも呼ぶべき体験が、明らかに意図的に起こされていたのだ。 ゲーム・オブ・スローンズ
2022年9月、富山県の神社で、誰もが「こんなの持てるわけがない」と言うほど重い石がいつのまにか約10メートルも移動していたことが判明。6つの石の中には100キロを超えるものもあり、わざわざ重い順に並べられていた。一体誰が何の目的で? 地元の人々は首をひねり、この不思議な出来事はローカルニュースにも取り上げられた。 報道後に「それは自分の仕業です」と名乗り出たのが、そばつぶさんだ。彼は“力石”という力試しの文化に魅せられて、自力で石を担いで動かしたのだという。なぜ彼は力石の布教に燃えるのか? そこには力石の愛好家を悩ます切実な事情があった。(全2回の1回目/後編を読む) 「このニュースってお前が犯人じゃないの?」 ――「神社の石を自力で移動させた力持ち」として話題になり、そばつぶさんは北陸のローカルニュース番組などで引っ張りだこでしたよね。今回で取材は何件目ですか? そばつぶ 5件目くらい
1月28日、“ミタパン”の愛称で親しまれていたフジテレビの三田友梨佳アナウンサー(35)が退社することが発表された。フジテレビに3月まで在籍するものの、情報番組『Mr.サンデー』は明日日曜日の放送をもって卒業する予定だという。 長年ニュースの顔としてフジの看板を背負っていた三田アナ。しかし過去には、女子アナ“集団ステマ疑惑”への関与が報じられるなど、“お騒がせ”な一面も見せていた。三田アナの素顔に迫った「週刊文春」の記事を再公開する(初出:文春オンライン 2020年1月22日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)。 ◆ ◆ ◆ 報道番組「Live News α」を担当するなど、フジテレビのニュースの顔である“ミタパン“こと三田友梨佳アナウンサー。彼女が、年上の一般男性と近く入籍することが、「週刊文春」の取材で分かった。 入社10年目を迎える三田アナは、情報番組「直撃LIVE グッディ!」などで
2000年代、IT企業家たちがしのぎを削った、インターネット激動の時代。04年にフジテレビを買収しようとして世間を騒がせ、05年には政界進出に失敗したライブドアの元社長・堀江貴文氏が、06年1月に証券取引法違反の疑いで逮捕された「ライブドア事件」の衝撃を色濃く覚えている人も多いだろう。 ここでは、日本経済新聞編集委員の杉本貴司さんが、ネット革命時代を歩んだ人々の「知られざる」ドラマを紐解いた『ネット興亡記: ②敗れざる者たち』(日経ビジネス人文庫)より一部を抜粋。粉飾決算の責任を責任を問われ逮捕される直前の堀江氏の行動とは——。(全2回の1回目/LINE編を読む) 破滅の足音 年が明けた2006年。堀江は盟友の藤田晋を誘ってラスベガスに旅行に向かった。ともにインターネット産業の黎明期からここまで駆け抜けてきた二人だが、プライベートで一緒に旅行するのは、これが初めてだったという。 ラスベガス
注目の裁判がいよいよ佳境を迎えている。 グラビアタレントの熊田曜子(40)らと実業家の夫A氏との間で争われている民事訴訟だ。A氏は、2021年10月に提起したこの裁判で、熊田による「不貞行為」で受けた損害賠償金などの支払いを求めており、1月23日、2回目となる口頭弁論が開かれた。 「ウーマナイザー」から検出された「証拠」の信用性を巡った攻防戦 「コロナの感染拡大の時期と重なっていた影響もあり、これまでの裁判は書面のやりとりをウェブ会議を通じて行う“リモート形式”で行われてきました。なので、最初の口頭弁論を除いて原告、被告の双方が法廷に立つのはこの日がほぼ初めて。一連の騒動では、夫のA氏が熊田への暴行容疑で警視庁に逮捕されるなどの波乱もありました。注目度の高さを考慮してか、裁判所が傍聴券配布も予定。熊田が所属する芸能事務所の社長も傍聴に訪れていました」(司法関係者) 裁判で、A氏は熊田と、そ
東京都立大学で経営学(企業家研究)を担当する准教授であり、自身の婚活体験をを経営学の視点で分析した『婚活戦略:商品化される男女と市場の力学』(中央経済社)の著者である高橋勅徳さん。 2023年1月10日に上梓した『大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。』では、マッチングアプリを通じた婚活から学べる経営学や経済学などの考え方について、実体験を元にした私小説風にまとめている。ここでは、その本から一部抜粋して紹介する。 大学教授のYamaguchiは、マッチングアプリを通じてTさんという女性と出会い、何度かデートを繰り返すようになった。一方で、「何かおかしい」メッセージを送ってくる他の女性と会ってみた結果、パパ活目当てだったことにショックを受けるのであった……。(全2回の2回目/前編を読む) ◆◆◆ 女性の市場と男性の事情(2022年1
「性被害を告発していた元女優が自ら命を断ちました」 小誌記者が映画関係者からこんな訃報を聞かされたのは年が明けて間もなくのことだった。 小誌は昨年3月から、映画界、芸能界における女優の性被害の実態を足掛け3カ月にわたって報じた。 複数の女優たちが監督や俳優、プロデューサーから性行為を強要されていた過去を詳細に証言。業界で長年覆い隠されてきた問題に一石を投じた。 報道後、是枝裕和氏や西川美和氏など日本を代表する映画監督らが「映画監督有志の会」を結成。「映画監督の立場を利用したあらゆる暴力に反対します」と声明文を発表し、文化庁にも要望書を提出するなど動きは広がった。 こうしたムーブメントを起こした力は、誌面に登場し、告発した女優たちだけによるものではない。 映画監督の榊英雄氏による性加害報道を受けて、被害を告白 報道が出た後、SNSやブログなどで自らの性被害を告白し、「#MeToo」に連帯した
「文藝春秋 電子版」では、図書館についての“本音ツイート”が話題の、直木賞作家・今村翔吾さんをお招きし、「「直木賞作家が『正直きつい!』 図書館への切なるお願い」と題してお話を伺いました。 話題に…
第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局は藤井聡太王将も羽生善治九段も存分に持てる力と技を駆使して、素晴らしい将棋だったが、大阪府高槻市の「摂津峡花の里温泉 山水館」で行われた第2局はそれ以上の名局だった 羽生の先手で相掛かりに。令和の相掛かりは形が多種多彩にわたるが、羽生が誘導したのは、2021年9月の藤井-横山泰明七段のB1順位戦と同一だった。後手の藤井が自陣角を打って盤面を制圧するというアイディアを見せて快勝し、そのまま定跡となり、その後数局指されている。羽生はあえて藤井の守備範囲に飛び込んでいったのだ。 第1局の感想は「なんなんだこの2人は」 両者の念頭にあったのは、今季のA級順位戦の豊島将之九段-斎藤慎太郎八段戦だ。先手の豊島が角を盤上から消すという工夫で勝っている。途中までその将棋と同様に進むが、藤井が手を変え、羽生が端から戦端を開き、飛車交換となる。
1月19日に狛江市の邸宅で起こった惨劇。この強盗殺人を契機に、全国で類似の事件が起こっていることが浮き彫りとなる。既に複数人が逮捕されたが、裏に見え隠れする“指示役”の存在。一体、その男は何者なのか。 ▶犯行3日前に小誌記者に「叩きが起きる」 ▶黒幕からの連絡「レンタカー2台」「乗り捨てでいい」 ▶犯人コードネームは「三橋」「範馬勇次郎」 ▶狛江90歳女性を殴殺した4人組の卑劣手口 ▶被害急増の裏に特殊詐欺グループの“転職” ▶こんな家が狙われる!被害を防ぐ3つの掟 「3、4日後に、東京で叩きが起きますよ」 電話口の男が小誌記者にそう“予告”してきたのは、1月16日昼前のことだった。「叩き」とは、犯罪者や警察の間で「強盗」を表す隠語である。 その男――Xは、情報提供窓口「文春リークス」を通じて連絡を寄越してきた人物。同日夕刻、彼は追加の情報を伝えてきた。 「叩きの場所は調布の方に決まったら
「週刊文春」が1月19日発売号で報じたのは、中条氏が計約750万円の年金保険料を納めていなかった疑惑だ。1月23日に記者団の取材に応じた中条氏は、自身の往年の名曲「うそ」を引き合いに出し、「私は“うそ”をつかないから大丈夫。歌だけです。逃げも隠れもしません」などと述べた。日本維新の会の藤田文武幹事長はその後、中条氏に年金保険料の一部未納期間があったことを認めている。 「昨年4月の出馬会見でも『年金だけで皆さん生活できるのか』と制度への不満を覗かせていましたが、実際は最低限の義務すら果たしていなかった。もともと演歌歌手の中条氏は、典型的な“昭和の芸能人”。2008年には暴力団との交際疑惑も報じられました。NHKは中条氏の出演を1年間見合わせ、『うそ』が150万枚売れたのが嘘のようにCD売上も低迷した。そうした中、政界に打開策を見出した形です。昨年7月の参院選で全国比例区から出馬し、党内4番目
昨年から今年にかけて全国で発生している連続強盗事件。犯行グループがやり取りをする際、“コードネーム”に「ルフィ」「範馬勇次郎」「三橋」など人気漫画のキャラクターの名前を使っていたことが「週刊文春」の取材でわかった。 買い物から帰宅した直後、強盗に襲われる 東京都と神奈川県の境にある多摩川の土手沿いに建つ地上二階、地下一階の邸宅。ガレージにはベンツやマイバッハなど外車が並ぶ。5年ほど前に転居してきたのが、かつて品川区で寿司店を切り盛りしていた元女将の大塩衣与さん(90)の一家だ。長男と妻、成人した2人の孫ら、三世代が暮らしていた。
国民年金加入者への上乗せを目的とする全国国民年金基金で、年金を所管する厚生労働省や旧社会保険庁の後継組織・日本年金機構からの事実上の天下りが継続している疑いがあることが、「週刊文春」が入手した内部資料で明らかになった。 年金官僚たちの天下りはこれまでも問題になってきた。 「2012年、AIJ投資顧問が約2000億円の年金資産を消失させた事件で、委託元の厚生年金基金に天下った旧社会保険庁(現・年金機構)OBが、顧客拡大に関与していた。約8割の63基金に、厚労省や旧社保庁OB159人が再就職していた事が判明したのです」(厚労省担当記者) 厚労省は再発防止のため公募での採用を徹底するよう求めたが、天下りは形を変えて続いていたことになる。 その舞台となっているのは2019年に誕生した「全国国民年金基金(以下、年金基金)」。 「この年金基金が、かつての社保庁と厚生年金基金のスキームと同じように、厚労
歩道に突っ込む改造車。カメラを向ける通行人も “軽トラック暴走”の当日に男性のうちの2名が道路交通法違反の疑いで検挙されている。“暴走”の詳細を社会部記者が説明する。 「午後2時30分頃、車のマフラーなどを不正に改造した軽トラック2台が、交差点を曲がった死角地点で待ち伏せていた警察官を避けようとして歩道に乗り上げました。その後すぐに警察官に止められ、改造車は押収。運転していた男性2名が歩道通行、消音器不備などの道路交通法違反で取り締まりを受けました。逮捕ではなくいわゆる『キップを切られた』という行政処分で、反則金として2台あわせて2万1000円を科されています」 「あれは地元でも“特殊部隊”のようなやつらです」 大牟田署の幹部は「目立つことは悪いことではないが、人に迷惑をかける行為は絶対にやめてほしい」とコメント。この“新成人”たちは、一体どんな人物たちなのか。事件当時も、歩道に向かって「
菅義偉前首相が月刊誌『文藝春秋』(2023年2月号)のインタビューで岸田首相批判をしているのが話題です。 『菅“決起”』(夕刊フジ)、『岸田降ろし』(日刊ゲンダイ)、『ポスト岸田 菅氏動く?』(毎日新聞)など紙面に踊る。マスコミもちょっとザワザワしています。 というわけで、どんな内容なのか実際に『文藝春秋』を読んでみました。菅氏は「目覚めよ!日本 101の提言」という企画のトップバッターとして登場していた。タイトルは「派閥政治と決別せよ」。 これが冒頭の言葉から感動モノなので紹介したい。 《皆さんの中には、国民の声が政治に届きにくいと感じている方も多いと思います。》(by菅義偉) 素晴らしい! その通り! 首相当時あれだけ説明不足と言われた人が1年ちょっとでこんなことを言うのだから感動です。菅氏と言えば「19年9月に就任した菅義偉前首相は、新型コロナウイルス対応や東京五輪開催を巡る説明軽視
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