ナルコレプシー(過眠症)患者当事者として活動する駒沢さん。場所や時間をとわず眠くなってしまうというイメージがありますが、中核症状として他にも、喜怒哀楽どれでも感情が高まると体がぐにゃりとなってしまう「情動脱力発作」もお持ちです。知らないことばかりの未知の世界でしたが、「人の体ってすばらしい」と語る駒沢さん。お薬の登場が患者会に分断を生むというお話も示唆的でした。 駒沢典子さんプロフィール NPO法人日本ナルコレプシー協会副理事として患者団体を運営している。小学校高学年くらいから過眠の症状がではじめ、19歳から情動脱力発作の症状がではじめる。現在は病歴40年以上。 ◎感情が揺れ動くと力が抜ける 伊藤 お話している最中に調子が悪くなっちゃう可能性はありますか? 駒沢 それはないですね。大丈夫です。感情が揺れ動くと筋力が脱力する(情動脱力発作、カタプレキシー)っていう不思議な症状があるんですけど