はじめに人材育成は、企業の成長と成功に不可欠な要素です。 しかし、新任管理職にとっては、部下の育成方法を理解し、実践することは大きな課題となります。 特に、日本型の雇用慣行である、「メンバーシップ型雇用」においては、現時点で業務遂行能力がなくても、今後の能力の伸びに期待をする「ポテンシャル採用」を行っていますが、実際にその人材をどのように育てるかについては、明確な指針がないことが多いのです。 そのため現場では、管理職が自己流で人材育成を行うケースが多く、その結果、期待したほど部下が成長しないという問題が生じています。 では、どうすればよいでしょうか。 重要なのは 「 管理職は、見込みのある部下だけ育てればいい」という価値観です。 本記事では、人材育成の原則について、この価値観を元に、以下の4つの観点から詳しく解説します。 1. コーチャブルな人だけを育てるさて、最初にご紹介する条件は、「最