東京都立川市の防災井戸で、発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))が高濃度で検出された問題を受け、市は防災井戸を水源とする公園の水路への通水を停止している。夏を迎え、地域で親しまれてきた納涼スポットが失われたことに住民たちはがっかりしている。(松島京太) 「お母さん、ザリガニどこいったの」。上砂公園で6月下旬、網と水槽を手にした小学2年の男児が悲しそうに母親に問いかけた。約90メートルほどの水路の「せせらぎ水」と、その先にある池は水が干上がり、生き物がいなくなった。
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