AIを活用したデジタルヒューマンを開発する中国企業「風平智能(Fullpeace)」がこのほど、シリーズAで約1億元(約20億円)を調達した。璀璨資本(Bright Capital)と華鯤資本基金が共同で投資し、滙財資本、北京大学人工知能創新センターの雷鳴主任、清華大学関係のファンドなどを含む既存株主全てが参加した。この資金はデジタルヒューマンや、AIマーケティングソリューションの最適化などコア技術の研究開発に用いられる。 風平智能の林洪祥CEOは、中国でいち早くビッグデータとAIに取り組んできた専門家で、初めて創業したネット保険プラットフォーム「大特保(Datebao)」が2019年に買収されると、新たな事業として風平智能を創業した。 同社は、インシュアテック(保険+テクノロジー)に特化していた大特保での経験と強みを生かし、AIが保険商品をレコメンドする「保険査査(Baoxianchac