10月1日(日)19時からのBS12トゥエルビ〈日曜アニメ劇場〉で放送される『ルパン三世 風魔一族の陰謀』は、メインキャストを一新して制作された「ルパンシリーズ最大の問題作」として広く知られている。今回の放送は、改めて作品そのものの真価に触れる絶好の機会となりそうだ。 1987年に発表された本作『ルパン三世 風魔一族の陰謀』は、ルパンシリーズ初のOVA作品として制作されたが、1988年のソフト発売に先駆けて1987年12月に劇場公開されていることから、劇場作品としてカウントしているファンもいるのではないだろうか。 物語は、五ェ門の結婚式という驚きの展開から幕を開ける。 結婚相手はカラクリ細工に長けた墨縄家の跡取り娘にして18歳の美少女・紫。式にはルパン、次元、不二子も列席していた。ところが、そこに覆面装束を纏った謎の集団・風魔一族が乱入し、紫が誘拐されてしまった。 風魔一族の目的は、墨縄家