京都大学では大学入試2次試験の日、毎年違った造形で訪れた受験生らを歓迎する恒例の張りぼて「折田先生像」が“設置”される。2024年は、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」に登場する敵キャラクター「パックンフラワー」を模したとみられる=2024年2月25日(写真:時事) 拡大画像表示 生まれという初期条件によってもたらされる「教育格差」。ここにスポットライトを当てた京都大1年生の授業が、2024年度前期に開かれた。高校までの日常・学校生活を振り返り、そこに潜む教育格差の存在に気づくことで、京大生たちは何を学んだか。今回の議論の的は“他者の合理性”と“ラベリング”。学生たちのディスカッションを「実況中継」風に紹介する。 <第1回>なぜ、親が大卒だと子も大卒に?京大生が教育格差を考えた…「3DS買ってもらえなかった」にみる階層再生産の子育て <第2回>「どの高校に行くか」は、実は「生ま