「コロナ禍をふまえ、今後美術館はどのようになっていくのか?ぼくたち観客にできることは何か?」 一人のアートファンであるぼくは、この問いについて日々情報に触れながら考えています。 そんな折、日経新聞の記事でこのようなものがありました。 国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)などは18日、新型コロナウイルスの大流行で、世界の博物館や美術館の約90%が休館したとの調査結果を発表した。13%近くが再開できない可能性があり、官民の支援を呼び掛けた。美術館や博物館は、再開したとしてもしばらくは(あるいはずっと)、これまでのような大規模集客を見込んだ展覧会は難しいという声も聞きます。 これまでの美術館美術館の収益源は、①チケット収入、②作品の貸与費、③国・財団のサポート、④民間企業の協賛などであるとされています。しかし、②〜④の収益源は、ある程度の集客が見込まれることが条件となっている場合も多いでし