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作品論の検索結果1 - 17 件 / 17件

  • 作品論2 ~『BLEACH』の”元ネタ”~ - Black and White

    こんばんは。ほあしです。お久しぶりです。 今回のテーマは、『BLEACH』の”元ネタ”になっている(と、筆者が考えている)作品の紹介と、その作品が『BLEACH』に与えている影響の具体的な解説です。 『BLEACH』におけるキャラクターの造型や物語の筋立て、並びにそれらの諸要素から描き出される様々な表現について、実はそれらの大元になっていると考えられるような作品が過去に存在しています。 その作品と『BLEACH』とを照応しながら読むことで、『BLEACH』という作品を、従来とは少し違う角度から読むことが可能なのではないかと筆者は考えています。 今回もまたかなり長い話になりますが、よろしくお付き合いください。 松本大洋『ピンポン』 1996~1997年にかけて「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)誌上で連載された、松本大洋の漫画『ピンポン』。神奈川県藤沢市の高校を舞台に、卓球に情熱を注ぐ

      作品論2 ~『BLEACH』の”元ネタ”~ - Black and White
    • 「車田正美は、どういうところがスゴイのか」作品論&かたおかみさお先生の中学時代の体験談

      かたおかみさお @MK1202_TDF 漫画家です『GoodJob』とか描きました 『社内探偵』『ワタシ以外みんなバカ』『隠密お局』 なんでも描きます なんでもじゃないかもしれないけど ★ももクロ★野球サッカースポーツ全般★麻雀★お笑い★∞★ https://t.co/vlIJhypN0l かたおかみさお @MK1202_TDF 中2の頃ノートに書いた鉛筆漫画を持って少年ジャンプまんが教室に行った 漫画家先生が数人机に座ってそこに並んだ子供たちが(ほとんど小学生)自分の描いたお絵かきを先生に見せて「上手だねえ」なんて言ってもらってサインしてもらったりしてた どんな先生がいたかは覚えてないけど(続く)

        「車田正美は、どういうところがスゴイのか」作品論&かたおかみさお先生の中学時代の体験談
      • ゲーム研究における道具論、作品論 - GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

        今のところ考えているうち、もっとも抽象度の高い話を投げてみます。 全体として統一感があるわけではないので、節ごとに全然別の話をしている、というくらいの気持ちで読んでいただければと思います。 設計・運用・受容 自分がTRPGについて書く時、いつも念頭に置いているのは「設計/運用」という二区分です。 〈システムデザイン〉を褒めるためには、それを運用して現場に〈ゲーム〉を実現する〈マスターリング〉の技術について考察する必要があると考えているのは、その「設計/運用」の分類があるからです。 そんなことを考えながら今日iPhoneのFlick式入力について話していたのですが、そこではたと気がついたことがありました。私がTRPGを通じて考えていることというのは、要するに「インターフェイス、ツール、道具」と「人間、集団、社会の関係」なんだな、ということです。モノと人とのかかわり、あるいはモノづくりの人と、

          ゲーム研究における道具論、作品論 - GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)
        • 作品論5 〈破面篇〉=スペインの新大陸侵略 - Black and White

          こんばんは。ほあしです。 前回に引き続いて、『BLEACH』という作品タイトルに込められた意味づけについてお話しします。 今回のテーマは「白色人種と有色人種の戦いを戯画化した物語」としての『BLEACH』です。 結論から先に言うと、『BLEACH』の〈破面篇〉と〈千年血戦篇〉は、現実世界の歴史上でかつて実際に起きたある二つの「戦い」になぞらえて描かれている部分があります。そしてそれら二つの「戦い」はどちらも「白色人種による特定他人種の抹殺作戦(=広義の民族浄化)」であった、という共通点を持っているんですね。 具体的には、破面はスペイン人、滅却師はドイツ人といった白色人種になぞらえられています。彼らは白い仮面や装束を纏っていて、それが一種のトレードマークになっていますよね。 そしてそれらの勢力が滅ぼそうとしている現世の人間はモンゴロイド(=黄色人種)、死神は黒人といった有色人種になぞらえられ

            作品論5 〈破面篇〉=スペインの新大陸侵略 - Black and White
          • アヌトパンナ・アニルッダ[cinema][ネット]ポルノを作品論として書いてしまうこと

            • 作品論7 ~『BLEACH』における太陽、月、愛~ - Black and White

              こんばんは。ほあしです。 今回は、『BLEACH』において「太陽」と「月」が象徴するものについてお話しします。 『BLEACH』には、「太陽」と「月」を想起させるような描写、言葉、モチーフが至るところに登場します。それらを丁寧に観察することで、「一護が倒すべき敵」と「一護が護ろうとしているもの」の姿が浮かび上がってきます。 尸魂界のシンボルとしての「太陽」 『BLEACH』における「太陽」とは、まず第一に尸魂界のシンボルになっています。そのように言える理由は以下の通りです。 卍解=太陽十字 前回の記事で、卍解が「卍」という図形そのものの象徴になっている、という話をしましたね。「卍」は主に幸運の象徴として世界中で古くから使用されてきた図形なのですが、地域によってさまざまな発祥があります。その中で注目したいのが、古代のヨーロッパで発生した「太陽十字」という図形です。 太陽十字 - Wikipe

                作品論7 ~『BLEACH』における太陽、月、愛~ - Black and White
              • 作品論1 ~伏線の扱われ方~ - Black and White

                こんにちは。ほあしです。 今回のテーマは、『BLEACH』における「伏線」の扱われ方です。 先日の記事について、「さすがに深読みが過ぎるのではないか」「本当に作者はそこまで考えているものだろうか」という懐疑的な反応がありました。 たしかに、一読しただけで気付くことはまず不可能な隠蔽ですから、そう言いたくなる気持ちは大変よく分かります。 しかし、少なくとも『BLEACH』という作品については、『作中の描写を根拠にした深読みを行なってもよい』と判断できるような資料があります。 今回は、その資料の提示を以て上記の質問に対する回答に代え、同時に『久保帯人先生が「伏線」というものをどのように準備していて、またどの程度まで「伏線に気付いてほしい」と考えているのか』について、筆者の見立てをお話ししようと思います。 「深読みをしてもよい」という根拠 『BLEACH』には、いくつかのノベライズ作品が存在しま

                  作品論1 ~伏線の扱われ方~ - Black and White
                • 小池一夫氏の作家・作品論

                  小池一夫 @koikekazuo 才能や素質だけで作品が描ける時は限りがある。もう、詰ンでしまった時は、経験で培った職人芸で描くしかない。で、もがいているうちに、新たなアイデアや情熱が湧いて来て、スランプの時に磨いた職人芸が次の創作を補完する。長く物書きを続けるのって、結局はその繰り返し。(小池一夫) 2011-09-16 20:40:10

                    小池一夫氏の作家・作品論
                  • 作品論4 ~『BLEACH』という題名の意味~ - Black and White

                    こんばんは。ほあしです。 本記事から2~3回にわたって、『BLEACH』というタイトルに込められた意味づけについてお話しします。 作品中に「ブリーチ」という言葉自体がほとんど登場しておらず、またこの単語と明らかに関連があると誰もが判断できるような分かりやすい描写がほとんど為されていないにも関わらず、なぜこの作品には『BLEACH』という題名が冠されているのか。物語を丁寧に読解していけば、その答えが見えてきます。 筆者が今回提示しようと考えている「意味づけ」は、以下の2点です。 「罪を洗い流す物語」としての『BLEACH』 「白色人種と有色人種の戦いを戯画化した物語」としての『BLEACH』 これだけでは何が何やら分からないと思いますが、ひとまず本記事では1についてのみお話しします。2については次回以降に。 例によって作品中の描写を元にして考えていきましょう。 "bleach"という語そのも

                      作品論4 ~『BLEACH』という題名の意味~ - Black and White
                    • えろまんがけんきゅう(仮)【少女キャラクターから見る、ゴージャス宝田の作品論】

                      ども、稀見理都です。 本当にお待たせして申し訳ありませんでした。ようやく明日(もしくは明後日)に「ゴージャス宝田先生 インタビュー」を掲載できる準備が整いました。 同人誌の製作を優先したので、ブログの方が、まっ、いつも事ですが疎かになってしまい申し訳なかったです。(^_^; と言う訳で「前夜祭」というわけではありませんが、インタビューを前に恒例のちょっとしたゴージャス宝田先生のコラムを書こうと思います。 【関連】 「ゴージャス宝田先生」インタビュー 2年前に全エロマンガファンが泣いた、感動作にして、変態エロマンガという名作「キャノン先生トばしすぎ!」。個人的には、「キャンとば(略)」はエロマンガ界において、キャノン以前、キャノン後と歴史を分けるほどの(まさにエロ紀元AC、BCと言ってもいいでしょう)作品だと思っている。 何度も言いうが、エロマンガは100人100エロの世界。他人が抜けたから

                      • 作品論6 〈千年血戦篇〉=ナチス・ドイツの世界侵略 - Black and White

                        こんばんは。ほあしです。お久しぶりです。 前回、前々回に引き続き、『BLEACH』のタイトルに込められた意味について、「白色人種による民族浄化を戯画化した物語」としての側面に注目しながらお話ししていきます。 今回は、現在もジャンプ誌上で継続中の終章〈千年血戦篇〉がテーマです。しかしなにぶん未完結のエピソードですから、現時点で可能な議論が限られているということを予めご了承ください。 〈千年血戦篇〉=ナチス・ドイツの世界侵略 〈千年血戦篇〉では、滅却師の軍勢『見えざる帝国』が尸魂界へ攻め込み、破壊の限りを尽くします。「白い装束の滅却師」が「黒い着物の死神」の領土に攻め込むわけですから、やはり”bleach”という言葉の意味に沿った物語になっています。 この物語の基盤には、「第二次世界大戦」があります。 前提知識の整理 例によって高校世界史のおさらいから。 20世紀半ば、国民社会主義ドイツ労働者

                          作品論6 〈千年血戦篇〉=ナチス・ドイツの世界侵略 - Black and White
                        • 作品論3 ~「ヒーロー」としての一護とペコ~ - Black and White

                          こんばんは。ほあしです。 前回に引き続き、『BLEACH』と『ピンポン』の併読を行ないます。 よろしくお付き合いください。 前回は、 『BLEACH』の主人公としての一護の行動とその物語上の役割が、『ピンポン』の主人公の一角であるペコの在り様をなぞるようなかたちになっている、という点。また、そのように一護を眺めてみることで、『BLEACH』がしばしば「主人公の存在感が無い、空気だ」と言われる理由の少なくとも一部を見出すことができる。 この点についての解説をしないままに記事を終えてしまいましたので、これをそのまま今回の記事のテーマにします。 まずは、 「一護の行動とその物語上の役割が、ペコの在り様をなぞるようなかたちになっている」という言葉の意味を説明する必要がありますね。 これについては、『BLEACH』と『ピンポン』の作中に繰り返し登場する「ヒーロー」という単語の使われ方と、それぞれの物

                            作品論3 ~「ヒーロー」としての一護とペコ~ - Black and White
                          • 【テクスト論とはなにか】作品論との違いからバルトの議論まで解説|リベラルアーツガイド

                            テクスト論(the theory of text)とは、書かれてある言葉に注目し、テクストを多様に解釈していこうという立場です。ある作品の作者にその答えがあるのではなく、読む側、つまり読者がその解釈の答えを握っているという考え方を指します。 「テクスト論」はしばしば「読者論」ともいわれる立場で、文学の一つの大きなパラダイムです。代表的な論者はフランス人文芸批評家のロラン・バルトです。 作者の意図を汲み取ろうと試みる「作品論」とは全く異なる立場ですから、「テクスト論」との違いを理解することが大事です。 そこで、この記事では、 テクスト論の意味 テクスト論と作品論との違い ロラン・バルトの議論 をそれぞれ解説します。 読みたい箇所からで構いませんので、ぜひ読んでみてください。

                              【テクスト論とはなにか】作品論との違いからバルトの議論まで解説|リベラルアーツガイド
                            • 【作品論】キューブリック、自ら『2001年宇宙の旅』をネタバレする : KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック

                              キューブリックは1970年のインタビューで、明快に『2001年…』のプロットを説明していますので、それをご紹介します。なお、完全にネタバレしていますので、未見の方は閲覧しないでください。 「進化を促す第一の人工物を地球上に置き、400万年前のヒトザルの進化に干渉した地球外知的生命体は、第二の人工物を月に置き、人類の進化が宇宙へと進んだ場合に備え、信号を木星の衛星軌道上の第三の人工物に送るようにセットした。それに導かれボーマンが木星まで到達すると、彼を内なる宇宙と外なる宇宙の旅に投げ込み、銀河系の別の場所まで運び、人間動物園ような環境に入れた。そこで老い、死に、そして新しい生命体へ生まれ変わった彼は、人類の次なる進化へのステップに備えるために地球へと帰還した」 (引用元:『メイキング・オブ・2001年宇宙の旅』) あの映画は、400万年前のヒトザルの行動を観察し、その進化に影響を与えようと決

                                【作品論】キューブリック、自ら『2001年宇宙の旅』をネタバレする : KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
                              • 【作品論】菊間晴子「『受胎小説』の引力——『ハンチバック』論」|文學界

                                冒頭の〈ハプバ記事〉に面食らい、息をつかせぬその後の展開と筆致にぐいぐいと引き込まれ、本作を一気に読み終えた時、これはまさしく「受胎小説」だったのだ、という驚きに心身が慄いた。本作の語り手である釈華、そして紗花という二人の女性は、ともに受胎を夢見る――しかも、出産や育児という未来を想定しない受胎を。彼女たちの欲望が、小説の構成そのものと共鳴するかたちで読者を捉える時、暴力的なまでの強度を有した読書体験が生まれる。 体感としての〈健常者優位主義マチズモ〉 第一二八回文學界新人賞、第一六九回芥川賞受賞作『ハンチバック』は、著者である市川沙央が、釈華と同じ筋疾患先天性ミオパチーの当事者であることも大きな話題となった。しかし、障害当事者の声を率直に綴っているとか、健常者のまなざしからは取りこぼされてしまう差別構造をあぶり出しているとか、そういったありふれた定型文で本作を評することは決してできない。

                                  【作品論】菊間晴子「『受胎小説』の引力——『ハンチバック』論」|文學界
                                • 水野良『ロードス島戦記 灰色の魔女(新装版)』その2:作品論 - とくめー雑記(ハーレム万歳)

                                  さて。歴史的背景はそんなところにしておいて。作品の内容を語ることにしましょうか。 とりあえず、主人公パーティーの話から。 PTは6人編成、多いですね。Wizardryが標準6人であるように、古いRPGのパーティー。ラノベだと、この規模のPTで思いつくのは、同様に古いRPGの流れを汲むフォーチュンクエストくらい。後の漫画やラノベでは、PT人数は4人程度で落ち着きます。それより多くなると色々理由をつけてふるい落としを。 主人公の名はパーン。後に自由騎士として名を馳せる彼も、物語開始時点では血気盛んな一介の剣士でしかありません。友人のエト(神官)を巻き込んで、ゴブリンの棲家に突貫し、半死半生になるくらい。若さを持て余す青年が、己の使命を見出すまで…というのが、この小説のひとつの筋です。 対になるのが、盗賊のウッド・チャック。青年期を獄中で棒に振った彼は焦っています。盗賊という職業からも正当な評価

                                    水野良『ロードス島戦記 灰色の魔女(新装版)』その2:作品論 - とくめー雑記(ハーレム万歳)
                                  • 9301 クリストファー・アレグザンダーの建築理論の変容 : 「形の合成」「パタン・ランゲージ」「構造保存変換」の比較検討を通して(作家論・作品論(6),建築歴史・意匠) | CiNii Research

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