子供から大人まで広い世代に長年愛されている飲み物と仏教とに共通点があることをご存知ですか? それは、誰もがきっと飲んだことのある カルピス です。 1919年(大正8年)の7月7日に発売されてから、すでに 100年 の歴史をもつ飲み物であるカルピスですが、カルピスの創業者である 三島海雲(みしまかいうん:1878〜1974年) は大阪府箕面市にある浄土真宗本願寺派 水稲山 教学寺の住職の子供として生まれ、13歳で出家得度しました。 三島は、西本願寺文学寮(現在の龍谷大学)で学んだ後、英語の教師になり、仏教大学(現在の龍谷大学)に編入しましたが、入学後間もなく、大学から中国へ渡ることをすすめられ、1905(明治38)年に中国大陸に渡りました。 1908年(明治41年)、仕事で北京から内モンゴルに入った三島は、遊牧民から 酸乳(さんにゅう) を施されました。 三島は、その酸っぱい味と健康効果に