日曜日の夜は大河ドラマを見て、そのままダラダラとNスぺを見る流れが定番になっています。社畜時代と変わっていません。 昨夜のNスぺは個人的にかなりの衝撃回でした。NHKスペシャル「封じられた“第四の被曝(ひばく)” -なぜ夫は死んだのか-」。日本人にとって被曝といえば、第一は1945年の米国による広島への原爆投下、第二は長崎へのそれです。第三は1954年の第五福竜丸の被曝「ビキニ事件」。ここまでは一般によく知られています。しかし、実はこれに続き、知られざる「第四の被曝」事件がありました。昨日のNスぺはこの実態に迫るドキュメンタリーです。 1958年、米国は太平洋上で水爆実験「ポプラ」を行っていました。実験は3日に1回という極めて高い頻度で繰り返し実施されました。これにより、海上保安庁の測量船「拓洋」と巡視船「さつま」の乗員113名が被曝しました。拓洋の乗員であった永野博吉さんは、1年後に急性