こんにちは。 叱るについての連続記事の続きです。 前回は叱る依存に陥ってしまった場合の悪影響と、抜け出そうとすることの難しさについて書きました。今回は、叱る以外の方法で子どもたちの学びや成長を促進するための、視点や方法論について書きたいと思います。 ただ、本来はこういった問題は個別性が高く、ひとりひとりの状況や登場人物の個性や特性を把握しながら考えるべき問題です。なのであくまで一般論としての、基本的なものの見方や方法論をお伝えするものとなるかと思います。 とはいえ、読者の方に少しでも有益なお話となるように分かりやすく書きたいと思っています。前回まで同様可能な限り学術的な専門用語は使わずに書きたいと思います。 「前さばき」と「後さばき」前回も少し触れましたが、教育や支援を考える時にとても大切な視点の切り替えに、事の前後を区別して考えるという視点があると思っています。私はそれを保護者さんや支援