日本維新の会の西田薫衆院議員は18日の衆院外務委員会で、昨年12月に岩屋毅外相と中国の王毅外相が修学旅行の相互受け入れ促進で合意したことについて、中国の南京市内にある「南京大虐殺記念館」などを理由に、「修学旅行生は行かせられない、と中国側に言っていい話だ」と批判した。岩屋氏は「見解を異にする」と反論し、日中の相互往来の重要性を強調した。 西田氏「促進は違う」西田氏は同委で、「警備が必要な場所に修学旅行に行かせてよいのか」という従来の問題意識に加え、修学旅行生が記念館に行って「自虐史観」を植え付けられることへの懸念を語った。 西田氏は、日中戦争時の1937年に旧日本軍による南京占領で起きたとされる「南京事件」をめぐり「30万人が被害にあったと中国が主張しており、記念館の横の壁にも『30万』と書かれている。日本政府と見解が違う」と指摘。岩屋氏と王毅氏の会談の約2週間前に「南京事件」から87年を