KANさん死因、「メッケル憩室がん」は卵黄管残ったもので人口のわずか2%が保有、腫瘍は3%で悪性は稀中の稀 大ヒット曲「愛は勝つ」で知られるシンガー・ソングライターのKAN(かん、本名・木村和=きむら・かん)さんが12日午後6時29分に死去した。61歳だった。所属事務所が公式サイトで発表した。通夜、告別式は近親者のみで執り行った。今年3月に「メッケル憩室がん」であることを公表し、闘病生活に。10月にはパリを訪れるなど、最後まで復帰への思いを持ち続けた。 * * * ◆近大病院消化器内科・河野匡志医師 河野医師によると、メッケル憩室は、出産までに母体と胎児を結んでいた卵黄管が残ったもので「基本的に先天性の疾患です。大腸と小腸のつなぎ目のところから約50~80センチの場所にあることが多い。小腸の粘膜が洞穴のようにくぼんだ形でできている」と説明する。 メッケル憩室を持つ人は「文献などによると人口