東京地検特捜部が捜査した詐欺事件で逮捕・起訴された太陽光発電関連会社の社長が、当時の担当検事に取り調べで「検察庁を敵視するということは反社だ」と言われるなど脅されたり侮辱されたりしたとして、13日、特別公務員暴行陵虐の疑いで東京高等検察庁に告訴状を提出しました。 太陽光発電関連会社「テクノシステム」の社長、生田尚之被告(50)は、金融機関からおよそ22億円をだまし取った罪などで3年前、東京地検特捜部に逮捕・起訴され、13日東京地方裁判所で開かれた初公判で「金(かね)を返済する意思も能力もあった」などと起訴された内容を否認し、無罪を主張しました。 この事件で、社長が、逮捕後の取り調べで黙秘していたところ当時の担当検事に自白をするよう迫られ、脅されたり大声を交えて罵倒されたりしたのは特別公務員暴行陵虐にあたる疑いがあるとして、13日、弁護士を通じて検事の告訴状を東京高検に提出しました。 取り調