1954年福岡県生まれ。78年東京外国語大学フランス語学科卒業。86年パリ第1大学大学院博士課程修了。専門はヨーロッパ国際関係論、フランス政治・外交、米欧関係論。東京外国語大学助教授、同教授などを経て2019年退職し名誉教授。同年より現職。著書に『アメリカとヨーロッパ』、編著に『フランスと世界』など。 著書 ヨーロッパの右傾化が止まらない。 欧州議会選挙に続いて、フランスの下院総選挙でも極右勢力が軒並み躍進を遂げた。ヨーロッパはこのまま右傾化していってしまうのか。それともこれは一時的な現象なのか。 また、ヨーロッパの極右政党の主だった政治的主張は、現在大統領選挙の佳境を迎えつつあるアメリカのトランプ前大統領が主導する「MAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)」の主張とも酷似している。欧州と米国の両方で右傾化や極右化が進めば、日本にもその影響が出ないはずがない。 6月に行われた欧州議
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