吉田松陰(よしだしょういん)は、幼くして軍学師範となるほどの俊才であり、高杉晋作(たかすぎしんさく)など幕末の志士に思想的に強い影響を与えた存在です。吉田松陰は、思想弾圧である安政の大獄で捕縛されますが、当初は死罪になるような罪状ではありませんでした。 しかし吉田松陰の信条が、彼自身を死罪に追い込んでいきます。今回は、幕末の志士に大きな思想的影響を与え、そして刑死した吉田松陰の最後の日の様子、その心境と彼が詠んだ辞世の句について調べました。吉田松陰は、両親へ、弟子へ、そして自身の気持ちを表した3つの辞世の句を残していたのです。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどし