カルト教団として、かつてメディアから苛烈なバッシングを受けた謎の集団「イエスの方舟」。それから45年が経つ現在でも女性だけの共同生活を続ける団体の正体に迫ったドキュメンタリー『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』が公開された。 (関連記事:夏休み映画興行に立ち込める暗雲 『キングダム』勢いに陰り オリンピックも不安要素か 期待はディズニー) 現在の女性だけの共同生活にカメラが密着 1980年、東京・国分寺市から10人の女性が突如姿を消した。彼女たちを連れ去ったとされたのは、聖書を学ぶ集団「イエスの方舟」。その主催者・千石剛賢は、美しく若い女性ばかりを次々と入信させハーレムを形成していると週刊誌に報道され、洗脳、監禁、人さらい、神隠しなど扇動的なワードが飛び交った。 当時の世の中を騒然とさせたなか、2年2ヵ月の逃避行の末、千石剛賢は警察に拘束され、信者たちは家族のもとへ戻る。しかし、