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地質学の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 地球の新しい地質年代「人新世」の新設案を否決 その理由と背景は

    人類の活動は確実に地球環境を変えてきました。これを踏まえ、新しい地質年代として「人新世」を創設することが提唱され、2009年から国際地質科学連合の作業部会で議論が行われてきました。正式に地質年代として登録されるには、全部で3段階の議論が必要です。 国際地質科学連合の下部組織である第四紀層序小委員会にて2024年2月1日から6週間かけて審議と投票が行われた結果、人新世の創設は過半数の反対票で否決されました。ただし、この決定は人類が地球環境を変えたことを否定するものではなく、むしろ人新世という地質年代の重要性を鑑み、人類による環境改変を過小評価しないための否決であると言えます。 【▲図1: カナダ東部にあるクロフォード湖の湖底堆積物は、今回の案で人新世の基準となる地層として選ばれていました(Credit: Whpq (WikiMedia Commons / CC BY-SA 4.0) )】■新

      地球の新しい地質年代「人新世」の新設案を否決 その理由と背景は
    • 1分間で約4m隆起か…能登半島地震での地殻変動量を大学准教授が調査 港の復興「東日本の時以上に大変」 (2024/01/16 01:12)

      能登半島地震は、石川県の漁業にも大きな影響を与えています。輪島市の鹿磯(かいそ)漁港で行われた、専門家の現地調査に同行しました。 金沢大学 地域創造学類の青木賢人准教授: 「僕らもほとんど目にすることのない地殻変動量なので。白いところが元々水面だった高さ。こういう仕事をしていますけど見たことがない風景です。正直言葉がない」 今回の地震で、能登半島の北岸およそ90キロで地盤が隆起し、輪島市の鹿磯漁港では、港全体が干上がりました。 青木准教授: 「覗くだけでもすさまじい」 稲垣真一アナウンサー: 「ここは今、海の底ですよね」 青木准教授: 「はい、そうです。」 稲垣アナウンサー: 「海水がここにきていて、つまりこの陸地自体は全部上に上がっているんですよね」 青木准教授: 「はい、海底も含めて一緒に全部地面が上がってきた。なので船が干上がった

        1分間で約4m隆起か…能登半島地震での地殻変動量を大学准教授が調査 港の復興「東日本の時以上に大変」 (2024/01/16 01:12)
      • 2023年10月30日硫黄島沖噴火と新島形成について – 東京大学地震研究所

        2023年11月2日 概要:  2023年10月30日に小笠原・硫黄島沖で発生していた噴火の様子を観察した。コックス・テール・ジェットを伴うマグマ水蒸気爆発が発生し、時折、長径数mを超える岩塊を投出していた。爆発地点のすぐ北側には新島が形成され、浮遊軽石や変色水が発生している様子も確認した。今回の噴火地点は2022年噴火とほぼ同じ場所であり、硫黄島のマグマ活動の再開を示すと考えられる。 ※ 報道関係の方へ: 硫黄島沖噴火の写真の引用は,毎日新聞社にお伺いください。 背景:  硫黄島は伊豆小笠原弧南部の活動的火山で、2021年に大規模な海底噴火を起こした福徳岡ノ場の北北西約60 kmに位置する(図1)。海面上に現れている島部分は北東-南西方向に8.6 km、北西-南東方向に5.6 kmの大きさだが、実際には基底直径約40 km、比高約2000 mの海底火山である。また、この山頂部には直径約1

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