南海トラフ巨大地震の国の被害想定が、前回から10年余りたって全面的に見直されました。津波の浸水域が広がったことなどから、千葉県の死者数は最悪のケースで1800人と前回よりもやや増加する一方、速やかな避難を徹底すれば被害を大幅に減らすことが出来るとしています。 最新の研究など踏まえ新想定 国は10年余り前に公表した南海トラフ巨大地震の被害想定について、最新の研究結果や防災対策などを反映させるために見直しを進め、3月31日に新たな想定を公表しました。 【震度】 それによりますと、千葉市を含む県内のほとんどの市町村が、最大で震度5弱以上の揺れに見舞われると想定されています。このうち、震度5強が想定されているのが、北西部にある市川市、松戸市、流山市、浦安市、南部にある館山市、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市、鋸南町です。 クリックすると画像が拡大します 【津波】 津波は沿岸の自治体のほ