並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 2 件 / 2件

新着順 人気順

声楽とは 意味の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 務川清話 其の三

    『幻のポロネーズ』 ——ポロネーズ・ファンタジー。 男はその音楽をそう呼んだ。そこに理由などない、ただ、幻想というものの性質、そして、自分がこれまで生きてきた微かな証のようなものがあって、その二つが無意識に手を取り合った、ただそれだけのことである。 辺りはまだ幾分明るかった、しかし、そのことが何かを意味するのではない。そもそも、物事というものは何かを意味するわけではない。絶望が深く沁みついてゆくわたしのこの身体に、残ったもの、それは、意味などではない。そこに在ろうとしながら、結局無なる、単なる一つの幻であった… ——幻想のポロネーズ。 誇り高き人々が、その優美な力を失くす時が、来なければならないとするのなら、それは他でもない、今なのだろう!清き民衆の運動か、勝ち誇る群衆の雄叫びか。ともかくそれは大きな響きであった。私たちの希望全てを託すにまったく相応しいほどに、大きな大きな響きであった!

      務川清話 其の三
    • 祈りの歌、平戸から米国へ CD共作や故郷コンサート手応え 来年ミネソタで公演 | 西日本新聞me

      10月27日、平戸市の平戸文化センターから長崎市の爆心地に向け、祈りと平和を願う歌声が発せられた。平戸在住のソプラノ歌手松口ようこさんを中心に、市民合唱団120人も加わった「被爆のマリア」コンサート。聴衆の心を捉えた楽曲の軌跡をたどった。 松口さんは岡山県の作陽音楽大声楽科卒。透明感あふれる声で、音楽ジャンルを超えて活躍している。海外のアーティストとの共演も多い。 昨年7月、今回のコンサートで披露した曲を収録したCD「被爆のマリア」をリリース。長崎原爆で焼け焦げた浦上天主堂のマリア像に触発された門谷憲二さん(70)=平戸市出身=が作詞、松口さんが作曲を手掛けた。 「罪を重ね」「捧(ささ)げしもの」「沈黙の灰の中で」「Believe」。曲名からも想起されるように、全8曲で原爆への怒りや、平和の尊さを祈り続ける覚悟を表現した。 〈踏まれることを知らない人間に爆弾を渡したのは誰だ〉 「天使は眠っ

        祈りの歌、平戸から米国へ CD共作や故郷コンサート手応え 来年ミネソタで公演 | 西日本新聞me
      1