「夕焼けを朝焼けと間違ってゴミを出して怒られる」 学生時代に独り暮らしをしたダメ学生の皆様なら一度は味わったことがあるのではなかろうか。寝すぎたことへのパニック、またすぐさま挽回しようと前向きな事をしようと焦って普段ならしないゴミ出しをよりによってやってみるが残念、それは夕焼け。 泣くのが仕事と言われるのが赤ちゃんなら学生の仕事は寝る事である。寝ぐせは学生証、寝すぎは学生文化、寝すぎた自慢は学生の中で盛んに行われる一種の挨拶のようなものである。そしてほとんど皆が、一度は寝すぎた翌日に夕焼けを朝焼けと間違ってゴミを出して怒られている。 俺の聞いた中での最長は31時間である。二度寝、三度寝と繰り返したとはいえトータル31時間寝たというこの人間、起きた瞬間は午前午後の区別がつかなかったのは当然のこと、寝る前の事や自分がなぜここに居て何のために今起きたのか、何のために大学に入ったかといった基礎的な