あれもこれも漏らさず書こうとして文章が長くなる。結果、論点がわからない文章を書いてしまう。そんな経験はありませんか? そんな人には、字数を制限して書く練習をおすすめします。 字数は40字です。字数制限が40字であるにはわけがあります。子どもの頃、原稿用紙に書いた一文が、句点もなく3行続くと長く感じられました。もちろん、長い熟語や外来語もあるので目安でしかありません。 しかし、原稿用紙2行分(=40字)に字数を収めれば、ひきしまった文章になります。なぜなら、40字程度の文章は、息継ぎをしなくてもひと呼吸で読める。一気に読めるから、人の記憶に残りやすいのです。 ちなみに冒頭から、ここまでの文章はすべて一文が40字以内です。「しかし、原稿用紙2行分(=40字)に字数を収めれば、ひきしまった文章になります。」これが最長で39字。40字以内で書くと、読みやすいリズムが生まれるのです。