[J2リーグ13節]長崎2-0千葉/8月19日(水)/トラスタ ブロックを組む千葉を前に、こう着状態に陥っていた13節の前半29分、中盤でボールを奪った大竹洋平には、相手GK新井章太が前へ出てきているのが見えたという。ためらいなく振り抜いた左足から放たれたボールは、クロスバーに当たりそのままゴールへと吸い込まれた。 これで大竹が挙げた今季の得点は3。まだ出場8試合の時点で、自身キャリアハイの4得点まであと1と迫った。かつて「上手さはあるが怖さはない」と評された技巧派は、着実に怖いアタッカーへ変貌しようとしている。 大竹の課題は得点力だった。その才能や実力に疑いようはない。名古屋の丸山祐市、岡山の椋原健太らと同期だったFC東京のアカデミー組織に所属した時も、「常に自分が一番だというつもりでいた」し、年代別代表でもその才能は高く評価されてきた。テクニック、とりわけ左足のキックにおいて大竹の存在