健康被害の懸念も… “永遠の化学物質”PFAS危険性は 近年クローズアップされ、度々、健康被害が指摘されてきたPFAS。PFASとは有機フッ素化合物の総称で、4000種類以上あると言われています。 熱に強く、水や油をはじく性質をしていて、フライパンや鍋のこびり付き防止加工、衣服などの防水加工、洗剤、泡消火剤、殺虫剤、半導体の製造など、生活用品から工業製品まで様々なものに使われているのですが、その一方で、PFASの一種には体内に蓄積された場合、発がん性や免疫低下など有害性が指摘されているのです。 問題は全国に広がっています。岡山県では浄水場から国の基準値を大きく超えるPFASが検出され、町が住民の血液検査を公費で行うことを決めました。首都圏でも、千葉県柏市の河川などで基準値の36倍のPFASが検出されています。 また、普天間基地周辺、横須賀基地など、アメリカ軍基地の排水からPFASが検出され