日本初の通信機器メーカーとしても知られる電子部品・通信機器の大手メーカー沖電気工業(以下、OKI)にも社内SNSが存在する。どのように活用され、どんな効果を上げているのか。ユビキタスプラットフォームカンパニー ユビキタス技術第二部 堀田正利氏、同塚本牧生氏に話を聞いた。 たこつぼ化の解消に「CoP」 OKIの社内SNS導入を牽引した堀田正利氏 2005年、研究部門のナレッジアセスメントを実施してわかったことがある。技術者が「たこつぼ化」していたのだ。情報は持っていても出さないし共有もしない。そもそもOKIがカンパニー制になったのは、2000年くらいのこと。プロダクトでつながっているカンパニーどうしこそ交流があるものの、そうでなければ隣のカンパニーでも何をしているのかもわからない状態だった。それぞれのカンパニーの中で、技術者は話す者もいないまま、たこつぼ化するしかなかったのだ。 これを問題視