トップ > 三重 > 11月9日の記事一覧 > 記事 【三重】 特定難しい夜間の捜索 いなべの焼尾山遭難・救助隊同行 2010年11月9日 遭難者の帰りを喜ぶグループの人たち=午前3時20分ごろ、いなべ市藤原町の鞍掛トンネル付近で 7日夜、いなべ市藤原町の焼尾山(922メートル)付近で発生した遭難事故。道に迷った滋賀県の47〜74歳の女性4人が、救助を求めた。11月に入ってほぼ連日、出動要請がある県山岳連盟の救助隊に同行し、遭難者の居場所の特定が難しい夜間の捜索を体験した。 午後9時半ごろ、滋賀県警の投光器が山肌に光を当て、携帯電話で遭難者と連絡を取りながら光の角度を変える。「光が強くなった。今、消えました」と電話の声。「光が尾根に隠れたのでしょう。だいたい居場所が分かりました」と救助隊の居村年男さん(60)が答える。 グループからはぐれた4人は、誰もライトと地図を持っていない。たどった道