鹿児島県にある九州電力の川内原子力発電所1号機は、国の新しい規制基準で設置が義務づけられているテロ対策などの施設が期限内に完成しないとして16日、運転を停止します。このあと原子炉を止める作業に入る予定で、新しい規制基準に基づいて稼働中の原発が停止するのは今回、初めてです。 これについて九州電力は、川内原発1号機では施設の完成が期限までに間に合わないとして、定期検査を前倒しする形で運転を停止することを決め、16日午前2時半ごろから原子炉の出力を下げる作業を開始します。 16日午前9時ごろには発電と送電を停止する予定で、その4時間後の午後1時ごろに原子炉を止めて運転を停止します。九州電力では、ことし12月までに施設を完成させ、規制委員会の検査を受けたうえで原子炉を起動するとしています。 7年前につくられた新しい規制基準に基づいて稼働中の原発が運転停止するのは、今回が初めてです。 九州電力は、川